「背中」と「お腹」を締めろ!〜良い姿勢の作り方〜
こんにちは!トレーナーの阿部です。
先日Instagramで「姿勢改善3週間チャレンジ」に取り組みました!
そこで今回はその解説と、姿勢とパフォーマンスについてお伝えしていこうと思います。
今回このチャレンジに取り組んだ大きな理由として、
自分自身が「姿勢が良くなりたい!」と思ったから 。
ある日ふと選手のケアをしながら思ったことがありました。
良くアスリートに特化した、アスリート専用という形で考えがちですが、
1人の人間として、”朝起きた時に、毎日アクティブに動きたくなる状態”に
身体を整えることというのは、アスリートも一般の人も関係ないのではと思いました。
(勝利が求められる競技スポーツで、毎日ノーストレスでということは難しいですがなるべく近づけるように)
そこでまず一般の人である自分が”朝起きた時に、毎日アクティブに動きたくなる状態”に身体を整えることに取り組もうと思い立った次第です。
特に姿勢は寝ている時間以外のすべての時間に関わるもの。
そんな僕の姿勢は、良い姿勢とは程遠いものでした。
□良い姿勢とは?
良い姿勢とは、こうであるべき!というものはないと考えています。
ただ、身体の構造上こういう姿勢でいた方が、動いていて楽そうだよねという感覚のものが2つあります。
①構造物的(解剖学的)に安定している
②重心の位置が安定している
①構造物的(解剖学的)に安定している
人の背骨(脊柱)は元々、
・首(頚椎)は前に
・胸、背中(胸椎)は後ろに
・腰(腰椎)は前に曲がっています。
この自然なカーブを保った形が1番力を使わず、楽に立っていられる姿勢だと考えます。
②重心の位置が安定している
理想は、耳→肩→骨盤→膝→くるぶしを通ると良いと言われています。
しかし重心は呼吸によっても動くもので、常に一定の位置にはありません。
したがって、耳から地面に垂直に引いた線が、身体の中心、または前にも後ろにも動けるような重心の位置にあれば良いぐらいのひとつの目安として考えてください。
①元々の解剖学的に自然な背骨のカーブを維持ができて、
②前にも後ろにも動きやすい位置に重心線がある
この姿勢をここでは良い姿勢とします。
□良い姿勢でいることのメリット
良い姿勢で日々の活動ができると、多くのメリットがあります!
・動きの可能性が広がる
・楽に身体を動かせる
・呼吸がしやすくなる
・力が伝わる効率が上がる
やはりパフォーマンスが高い選手は、姿勢もきれいでかっこいいです👍!
□どういう姿勢になってしまいがちか
これはチャレンジを始める前の僕の姿勢です。
座っている時間が長くなったり、同じ体勢と取る時間が長くなると、楽な姿勢を取ろうと、より力を入れなくても身体を支えられるような姿勢を取るようになります。
先程説明した通り、人の背骨(脊柱)は元々弯曲しているため、
首はより前に、背中はより後ろに、腰はより前に曲げて、
筋肉ではなく骨、椎間板といった構造上それ以上いかない状態で姿勢を維持することになります。
このような状態が続けば、関節の負担も上がり、筋肉は力を入れることを忘れていくため、どんどん姿勢が悪くなり、身体に痛みや動かしにくさを感じたりします。
選手であれば、お腹の力が抜けやすく、重心も後ろになるため、イメージ通りに身体が動かしにくい、力が思ったように伝わらないといったことが起きてきます。
□修正エクササイズ
そんな状態から抜け出すためには、「背中」と「お腹」を締めること。
その2つを一気に刺激できるものが、
・壁の前でバンザイしてスクワット
①足は肩幅
②手も肩幅(腕はまっすぐ、耳から離れないように)
③壁に手、膝が触れないように、お尻を下げられるところまで下げる
姿勢を改善するために、1番重要なポイントは1日のなかでの実施頻度!
姿勢が悪い人にとって今の姿勢が普通、1番楽な状態です。
エクササイズをすることによって、身体、脳に「背中、お腹が締まった状態が普通、1番楽な状態だよ」と教え続けること。
そのために頻度高く、1日のなかで分散してエクササイズを行いたい。
僕は究極のめんどくさがりやで、今日くらいまあいっか…と良くなりがちな人なので😅、忘れないように1日3回、食事の前後で5回5セットと決めてはじめました!
エクササイズに関しては動画の方がわかりやすいと思いますので、
是非インスタグラムでチェックしてください!
腰、背中が張りやすい人への、追加エクササイズもあるので合わせてチェックしてください。
□チェレンジ後の感想
経過の写真です!
2週〜3週にかけて、ふとした時の首、肩のしんどさを感じにくくなりました。よくしんどっ!!となり首をまわしたり、ポキっとならしたりしていたのですが、そういや最近しなくても楽だな〜と。とにかく身体の軽さを実感しました👍!
皆さんも是非試してみてください!
それでは!
Kentaro.A
いつも読んでいただきありがとうございます! 僕が今まで、またこれから学んだ知識、経験が、誰かの悩み、不調の改善に少しでも役に立てることがあればこんな幸せなことはありません。 より多くの方に有益な情報が届くよう、活用させていただきます。