研修概要「愛着の形成についてみんなで検討してみませんか」白梅学園大学 安形 元伸 2024.2.21

愛着(アタッチメント)の成立

愛着は子どもの負感情に適切に対応することによって成立する

ネガティブな心をニュートラルな状態にする働きかけをすることによって、子どもは「ほっとする」経験をする
→「ほっとする」経験が積み重なって「安心感」「安定感」が生まれ、
 「保護してもらえると言うことに対する安心感」が子どもに形成される

愛着と愛情は異なる

「愛情」は多様な意味を含む、子どもに正感情をもたらすが、必ずしも愛着ではない

行動の不安を見抜き、安心に変える

・初対面の相手にいきなり抱きつく(無差別的愛着傾向)
→「何か不安なことがあるのかな」

・(遊びなどで)やりたい役を譲る
→「優しい」だけ?行動の裏に隠れている不安を探る

大人の不安を払拭する手段にしてはならない

信頼関係と子どもとの距離は関係がない
子どもとの距離が近いことにより、逆に大人が安心感を得たり、仕事をしている感を感じたりすることがある
結果としてそうなってしまうことは必ずしも悪いことではないが、それを目的としてしまってはいけない

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