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中止判断の勇気 ~手術への道のり⑤~

お腹でスクスク育った大きな子宮筋腫を取るため、子宮全摘手術へ向けて、日々の徒然を記録します。

~第14話~

前回第13話で担当医師と話した結果、何だかいろいろ処置の必要な手術になりそうだということになった。

↓詳しくはこちらをどうぞ↓

昨日は入院前最後の診察。
家族への説明もあるから、家族も連れてくるように、とのこと。

昨日、私が病院でこなしたスケジュールはこちら↓

朝から夕方暗くなるまでぎっしりスケジュール!

お昼ごはんをいつ食べたら良いものか…
貯血する前にしっかり食べておいてくださいね!と言われていたので、「今この隙に食べる?」「いや、今か?」と、ごはん、ごはん、ごはん…とごはんのことばかり考えていた。患者も忙しいものだ。体力ないとやってられない…。

噂の膀胱鏡

手術中に尿管ステントを入れるために前もって受診する必要が生じた泌尿器科では
「じゃ、今日ちょっと内視鏡で尿管の入口まで見させてもらえますかね?」
と言われた。

「先生、今サラッと言ったけど、それ痛いんじゃないですか?」
と訊いたら
医師「ん……………(怪しい間)ちょっと、ね。」
私「いやいや、それ絶対痛いですよね?」
医師「ん……………(またもや、間)ちょっと、ね。痛くないとは言わないけど…………ちょっと、ね。」

何の心構えもなく来てしまった!
内視鏡って、あの痛いと噂の膀胱鏡のことだよね…。
うわ~!!!
と、動揺を隠せずにソワソワしていたら、内視鏡の部屋から声がかかり、中に入ると別の医師がいた。
その医師が手術中にどんなことをするのか、事細かに説明してくれた。
ゆっくりゆっくり説明する先生で、途中目を閉じて考えたりしてるから、先生、寝てるのかな?と思ったりもした。
私はその後の膀胱鏡のことが気になって仕方ないため、ゆっくり説明してくれて嬉しいような、さっさと済ませたいような…。

そんなことを挙動不審に、心ここにあらずで医師の話を聞きながら考えていたところ…
医師が
「じゃ、今日はうちの科は以上ですね~」
と。
あれ?膀胱鏡は?
「今日はやらなくて良いですよ。あなたの負担になるばっかりで、どうせ見てダメだったらダメなんだから。
手術当日に、あなたが手術で眠っている間にやっちゃいましょう。」
とのこと。
ありがたい!

膀胱鏡、やった方が病院的には良かっただろう。
検査分加算できるし、医師もあらかじめステントを入れる場所の確認はできていた方が安心だろう。
それを、私が極端に恐怖心を口にしていたためか?キャンセルにしてくれた。

中止判断する勇気

あとから必要なものを足すのは簡単だが、必要なものを止めるってとても勇気がいると思う。
それをあえて止めていいよ、と言えるには、知識と経験がないとできないだろう。

ここでも、またまた、医師への信頼がぴょこっと育った。