最近、同僚がポケモンカードを始めた。
大会に出てみたら、「みんないい人だった!」と言っていた。
その話を聞いて、「わかる気がする。俳句もそうでさ……」と話が弾んだ。
そう、人が交流する嗜みは、和を尊ぶことが求められる。
いわんや結社の主宰ともなれば。
僕は、結社の主宰の先生と話したことは数回しかないが、どの先生も魅力的だった。結社の先生方は、自身の句業のみならず、「育成」的な側面も結構な割合担っているからだろうか。声のかけ方が上手な気がする。
そんな先生方と、「俳句総合誌の編集者」という立場で触れ合った思い出を記した本が、
である。去年刊行されたエッセイである。今はもう鬼籍に入られた先生方との思い出が読みやすく記されていた。
句作や俳句の種蒔きの上でも、参考になる言葉があったので、簡単にメモします。ホロリとするエピソードもたくさんありました。エッセイが好きな方にオススメです。俳句を続けて、たくさんの先生方に会ってみたくなる一冊でした。
今井杏太郎
上田五千石
林徹
廣瀬直人
草間時彦
飯田龍太
皆川盤水
藤田湘子
飯島晴子
綾部仁喜
田中裕明