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成果を出すための習慣

今回は特に転職エージェント業をやっている会社の仲間たち向けに書いたものですが
すべてのビジネスパーソンにも共有していえることも多い内容です。

先日も私は今年トップの売上成績を出しましたが、そういった結果は今まで何度も出してきました。
そういったことができるようになるために
今まで意識してきたことを書き残しておきます。

まず定義として、売上とは提供価値の指標であり、その前提を持った売上を多分に含む概念をここでは成果と呼ぶことにします。

私が成果を上げるために重要だと思うポイントは3つあります。

①対応スピード

②知識を知恵に変えて、共感すること

③モチベーションを高く維持すること

①対応スピード

要素としてはこれで半分以上だと思っています。

スピードが大事ということは社内外の多くの人が口を揃えていうことなので、このポイントは普遍的にほぼ間違いはないでしょう。

なぜ対応スピードがあると成果が出るかというと

①タスクの回転率が上がるから
②関係者の満足度が上がって引き合いが増えるから

の2点です。

タスクは早く処理しないと積みあがっていき、より1件あたりの対応スピードも遅くなっていくという負の連鎖につながります。

転職エージェント業において、基本的に求職者や企業の担当を多くもつことは良いことですが、成果につながらない場合に上記の観点から言えば必ずしも良い状態であるとは限らないと覚えておくと良いでしょう。

また対応スピードが上がれば関係者の満足度も上がります。

満足度に関わるものは大きく分けて「質」か「早さ」だと思いますが、時間が経てばたつほど求める質のハードルが上がり、質の定義は人によって変わるものなので、自分が良いと思っているものでも満足してもらえない可能性があります。

それであれば揺らぎようのない「早さ」をもって対応した方が分が良いケースが多いです。

しかしどうやってスピードを上げれば良いか?

まずは優先順位を事前に決めておいてタスクが同時に振ってきた時に迷わないようにすることです。

仕事が早いイメージのあるマネージャーは「すぐに終わることから先に終わらせる」と言ってました。

組織の価値観であれ、個人の価値観であれ、何であっても優先順位を決められれば一旦はそれでいいと思います。

私の場合は、価値観としての優先順位は
①求職者が得られる結果≧②採用担当が得られる結果>自社が得られる結果
なのですが①を優先して考える場合の対応優先順位は
1.採用担当 2.求職者 3.社内 
となります。
なお社内からの依頼は集計系は後まわしですが、依頼の先に顧客を待たせていることが想像できる場合は優先順位を上げて対応します。

上記の通り判断軸を決めているので悩む時間がなくなり、早く対応ができるようになります。

また関係者の満足度という点ではタスクが完了しなくても、早く返事はするということは重要です。

内容は「いつまでにやる」というようなものがよいです。

返事があるだけでも対応が早いように思ってもらえますし、いつまでにできるかがわかれば相手も仕事をその予定で考えることができます。
また期限設定に問題がある場合は伝えている以上は言ってもらえます。

②知識を知恵に変えて、共感すること

知識を蓄え続ける習慣というのは成果を出すためには必要なことですが、知識はインターネット検索すれば出てきてしまうので知識を蓄えるだけでは差別化になりません。

知識を活かすように知恵に変えることが重要です。
知識を使えるようにして初めて意味があるのです。

本やインターネットで知識を得たら普段の仕事などでアウトプットを出してみましょう。

ここまでは他の職種でも同じですが、どのようにアウトプットするかは仕事によって異なります。

転職エージェントの場合は知識の活用方法は主に「共感」が多いと考えています。

知識を持っていれば求職者や採用担当が発した言葉に対して、
「それは○○ということですよね」と言い換えの言葉を返すなど理解を示すことできて、
内容を理解していれば具体的に共感することができるようになります。

これができるようになると相手からの信頼度が高まり、「この人に仕事をお願いしようかな」と思ってもらえる回数が増えます。

わからないことがあったらカウンセリング後に調べましょう。

私の成果の大半の源泉となっているのは「スピードによる回転率の高さ」ですが、最近更新した「過去最高の売上単価」という結果は、年収帯の高い求職者や求人案件で話しを合わせる力、すなわち「知識を知恵に変えて、共感すること」がポイントだったと感じています。

③モチベーションを高く維持すること

「早く対応するように、知識も活用するように、意識する」ということには相当なパワーを使います。

これらにいかにパワーを使い続けることができるかも成果を上げるためには重要な要素です。

人間は機械ではないので何も工夫しなければパフォーマンスは落ちていきます。
個々でモチベーションと集中力を高く保つためにどうすれば良いか考えることは必要です。

モチベーションを高める方法は数多くありますが、人を最も動かすものの1つは使命感です。
そのためもあって私達は全社ミッション(使命)を設定して、浸透に努めることもしてきました。

ただしモチベーションが高い状態を安定して維持したいならば、誰かが設定したミッションを受け入れるだけでなく、自律的にサブミッション的なものを複数で考えられるようになった方が良いです。

例えば私は「人を育てる」ということに、以前に書いた記事の通り、意思を強く持って取り組んでいました。

その後に私が直接手を出さなくても人が育つ環境へ送り出すこと、求職者が得られる結果にも非常にこだわっており、それが成果を生み出す気力へつながっています。

自分の仕事の意義を確かめるためにも、入社後の結果もしっかりと調査することはお勧めします。

私は求職者のその後の活躍を本人や採用担当から聞くことができていたため、しっかりと仕事の意義を感じることができてました。

なぜ3点をあげたのか

①と②に関しては自分と成果を出している人の共通点から考え、また求職者からいただいたコメントから真理に近いだろうと感じたためです。

以下は求職者から実際にいたいだいたコメントです。

「杓子定規な対応ではなく希望と経歴に沿って選考を進めていただけたおかげで、希望以上のスピードで転職を実現できた。」
「連絡も大変迅速で、質問のしづらさ等が感じられませんでした。」
「開発経験があることを考慮いただき、早い段階から選考にのせていただいた。年収、業務内容で希望以上の企業を紹介いただけた。」

こういったことから成果と満足度につながるのは、スピードと知識の活用なのだと確信を持ってます。

そこまでわかっていても、実際にどうすればいいかわからないということもあると思うので、具体的な例も入れました。

あと①と②を実現するためにどうすればいいのかというところでいうと、気力の問題はあるので③を入れてます。

昨今で会社は基本的にリモート勤務形態になってましたので、特にモチベーションの問題は全体的には大きくなっていると感じています。

リモートワークへの考え方は「プロフェッショナル」と「真面目な人材」と「怠惰な労働者」でかなり分かれている一方で、私の中にも強さの違いはあれど3つの人格が同居しているような気もします。

プロフェッショナルの精神性に近づくことは一朝一夕にはできませんが、
有望な若手が少しづつでも成長してもらえることを願っています。

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