見出し画像

絶対に外してはいけない目標設定

社内研修担当者が抱える悩み

いくら研修しても行動に繋がらない

画像1

ほとんどの研修担当者が未だに抱える悩みです。

特に企業内研修はそもそも受講者(社員)が研修に対して後ろ向きであり、「研修なんて意味がない」「研修は時間の無駄だ」というマインドである事が多いです。

この状況を打開し、受講者の行動を起こさせるために様々なコツがあるわけですが、今日は”目標設定”におけるコツを紹介します!

絶対に忘れてはいけない目標設定の設定

画像2

私の会社でもそうなのですが、多くの研修は”研修を実施する事”にフォーカスを当てています。

どれだけ魅力的なコンテンツを用意し、受講者をやる気にさせるか。

もちろん大切な事です。

研修コンテンツがつまらなく、役立たないものでは絶対に行動にはつながりません。

ここで陥ってしまうのが”研修のやりっぱなし化”です。

”研修を実施する事”にフォーカスを当てているため、研修担当者達は、研修当日の受講者の姿を見て満足してしまうのです。その後の社員の行動はどうなったのでしょうか。おそらく把握するすべはありません。。。


では、そもそも研修は何のために実施するべきなのでしょうか。


受講者の行動を変え、変わった行動を定着させるためではないでしょうか。


その為には”研修後に何をするべきなのか(目標)”を明確にする必要があります。

そしてその目標を第三者(上長など)と共有し、共に目標の達成を目指していただく。そうする事で初めて行動変化が現れるのです。

絶対に目標設定の設定は忘れてはいけないのです!

絶対に行動定着させる目標設定-7つのポイント-

では、どうすれば受講者が研修後に行動を起こし、定着させられるような目標設定が出来るのかを7つのポイントで示します。

①頭で考えることになっていないか
 - NGワード:「心がける」「意識する」「考える」「検討する」「がんばる」
②あいまいな熟語やカタカナを使ったり、体言止めになっていないか
 NGワード
 - あいまいな熟語:「活性化する」「協議する」「発展させる」「共有する」
 - カタカナ:「ソリューション」「チームワーク」「サポート」「コミュニケーション」
③実践の程度が明瞭で誰がやっても同じ行動をすることになるか
 NGワード
 - 度合いが不明:「高める」「努力する」「励む」「理解する」「深める」
 - ○○的:「具体的」「自発的」「積極的」「創造的」「実践的」
 - あいまいな副詞:「しっかり」「きちんと」「はっきり」「もっと」「たくさん」
④時間の確保が難しいものは「時間を作り出す行動」になっているか
 NGワード
 - 勉強関係:「参考書を読む」「英会話をする」「予習をする」
 - 時短関係:「定時で帰る」「残業を減らす」
⑤「○○しない」といった「否定形」の言葉を使っていないか
 NGワード:「言わない」「遅れない」「怒らない」「ミスをしない」「怠らない」 
⑥実践するタイミングが“ついでに”なっているか
 NGワード:「毎日」「毎週」「週末」「一日一時間」「金曜日の2時」
⑦アウトプットで他者へ“見える化”できているか
 NGワード:「資料を完成させる」「単語を覚える」「本を読む」 

個人的には③⑥⑦が特に重要かと思います。

日頃のついでにでき、第三者からも評価でき、進捗が見える化されているか。

この目標設定を研修コンテンツの最後に取り入れる事が出来れば、研修➡行動変化に繋げる事ができるのではないでしょうか。


”やりっぱなし研修”から”絶対に行動が変わる研修”


参照書籍:永谷研一(2016),「人材育成担当者のための絶対に行動定着させる技術」ProFuture株式会社

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?