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「圧倒的な成長」のために大事なこと

「三回まわってワンって言えよ」と言われたので、三回まわって「ワン!」と言ったことがある。犬だワン。

新卒のときに雑居ビルの一室に、アポなし訪問したときだった。当時のリクルートの新人研修で、とある商材知識ともらいたての名刺を武器に、ぼくは原宿エリアの雑居ビルに飛びこんではひたすらご挨拶をしていた。

こんな僕でもチャイムを鳴らすためらいが無くなってきた頃に出くわしたのが冒頭の会社さん?で、(あ、怖い人だ)と思った記憶がある。確かそのときは三回まわっても、ぎゃははと笑うだけで、そのまま追い返された。

人生初のトリプルアクセルは加点なしだった。けれど、追い返されただけマシだった。そのときは、名刺の獲得数がKPIだったが順位はだいぶ下の方だった。このときに自覚したのは、疲弊するとシュークリームを食べたくなるということだ。これはいまも時々発症する。

そんなこんなで十年以上経ち、いまはキャディという製造業スタートアップでプロダクトマネージャーをしている。キャディが新卒採用を本格稼働するにあたり、トリプルアクセル時代の自分に伝えたいことを書いていきたい。

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ここでいきなり結論だが、「成長」するうえで大事なことは、視野をひろげ視座をあげられるかだ。むしろ視野と視座があがれば、成長はおまけで付いてくるとも思っている。

ひろい視野で、多様なステークホルダーを見る。そこにスキルが追いつけば構造的な課題が捉えられるようになる。虫の目/鳥の目も重要だろう。たかい視座で、長い時間軸を捉える。サステナブルでスケーラブルな〜本質的な解決策を志向するようになる。

振り返るとそういった視界に立つことと課題に立ち向かう「経験の質」は、成長の重要要素だった。そんな「目の使いかた」の延長にあるのはきっと経営視点であり変革視点なのだと思う。(経営経験のない会社員なので、ここは弱含みだが)犬はそう思う。

かくいう自分に、当時そんな視点はなかった。自分は会社に気づかせてもらった側の人間だ。ありがたい。リクルートはいくつもの産業でリーダーシップを発揮していて、その立場ゆえの視座で考える機会に、僕は恵まれた方だった。

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けれど自分がそういう経験ができはじめたのは、30歳に近くなってぐらいだったと思う。自分の未熟さからすると仕方なかったが、もう少し早めることができてたら、といまは思う。一定以上の評価はいただけていたが、しばらくは地を這うような視座で仕事をしていた。リクルートには小さなきっかけから個人をひきあげてくれる仕組みがある。

もし若くして既にそういった志向をお持ちの方、このエントリを読んで共感してくれた方がいれば、是非ともキャディの新卒入社も検討してみて欲しい。ご自身がそこに課題感があれば、年次問わずいくらでも視野と視座をたかめてくれる環境がキャディにはある。7/1に説明会があるとのことだ。

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いまなら分かる。「三回まわって〜」とは「ひろい視野で〜」ということだったのだろう。ビジネステンエイティーだ。ありがとう、怖い人。いただいた教えを元に、ひろい視野とたかい視座をもって、ぼくも頑張りたいと思う。ワンワン!

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