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(私案)国民民主党の支持率向上へ向けたリブランディング・党運営の方向性

背景

日本の政治が、歴史的な転換点に直面しています。政策よりも批判に注力してきた「立憲民主党」は支持率を緩やかに失いつつあり、一方で現実に即した政策を主張する日本維新の会が躍進を遂げています。また、維新の会と共に期待を背負う新興政党として、「国民民主党」が注目されています。しかし、「売れない実力派地下アイドル」のような存在と某番組からの厳しい評価も浴び、話題となりました。

玉木氏率いるこの党は、経済成長・リアリズム政治の必要性を主張し、その支持拡大の一環として政党のブランド戦略の刷新に取り組んでいます。国民民主党の方向性や政策は知識層の間では認知されつつありますが、一般の有権者にはまだ党の存在感が薄く、他党との位置付け・違いがあいまいな状態です。加えて、「民主党」の名前が過去の失敗に繋がる負のイメージを引き継いでいるとも考えられます。

これらの壁を乗り越え、「国民民主党」の新たなブランドイメージを構築するには、一体どのような戦略を取るべきなのでしょうか?この記事では、その方向性を探求していきたいと思います。

「国民民主党」の現状の課題

  • 大衆にとっての認知度の低さ
    政策はリアリスティックかつアカデミックな知見も踏まえられており、知識層には刺さっているものの、広く一般層には政党(政策の方向性・質・所属議員の強み 等)の認知度は必ずしも高くない

    • 現状は「売れない実力派地下アイドル」的ポジショニング

    • 玉木氏自身の魅力で着実に支持を広げてきたものの、実質「玉木党」となっており、他の議員の強み・存在感がなく、広がりが弱い

  • 維新とのポジショニングの被り
    現状、自民党に対抗できる「現実主義的で建設的な議論ができる政党」は維新と国民民主が存在しているが、有権者は死票になることを恐れ(改革政党から誰かしら当選者を出したい)、実績のある維新に票が集まっている状況(と推察)

  • 「民主党」の呪い
    政党名に、「民主党」の負のイメージが付きまといすぎており、マイナスイメージからの脱却から始めないといけなくなっている

    • 「民主党」の負のイメージ例

      • 日本の衰退を加速
        (円高是正をせず、完璧なまでの「国内産業の空洞化」を招いた⇒国内の賃金上昇に致命的な悪影響)

      • 中国に舐められることになったきっかけを作り出した
        (尖閣諸島付近の事件で、中国船の船長を何も咎めず釈放、ビデオを中国への配慮から非公開方針)

      • 口だけで何も実現できず(公約は達成したものはなし)

      • むちゃくちゃな国家運営で大失敗
        (事業仕分けで必要なものまで削り倒して、後世に影響 / 官僚をパワハラに近い言動でマネージしようとした)

      • (立憲民主党)未だに与党批判だけしかせず、日本の課題解決にこれっぽっちも貢献せず、足を引っ張るだけ

リブランディング・党運営の方向性

  • 民主党の負のイメージを払拭し、維新と差別化すべく、「実力派が集い、意思ある国民と創りあげていく政党」としてのポジショニングを行なう

    1. 以下を踏まえ、政党名をブラッシュアップする

      • 大衆への分かりやすさ

      • 新規性・期待感

      • 実力派が結集

      • 党の方針

        • 経済再興(給料2倍 等)

        • リアリズムな政策立案・政党運営

    2. 各領域の高度な実務的知見を有する精鋭が、産・官・学から結集して、政党を運営していることを訴求する

    3. 「開かれた政党」として、改革の意思のある日本国民一人一人が創り上げていけるような場を構築する(自律分散型の政党)

    4. 特定地域・特定政策領域で実績をあげ、知見の深さ・広さと、実行力を証明する

具体策

  • 1_政党名のブラッシュアップ

    • 候補上位7つ

      • 「青嵐の党」「青雲の党」
        青嵐とは風が吹き抜け、木々の間から青空が見える様子を示している。これは自然と共にある清新さや新鮮な風を感じさせるものだ。この政党名は、新たな風を巻き起こし、古い制度を打破し、新しい可能性を探求する政党を示している。
        青雲(せいうん)は青い空に浮かぶ雲を連想させ、高みを目指す志や希望、未来への明るい展望を象徴している。この名前は、理想や夢を持ち、前向きな変革を目指す政党にふさわしいイメージを持っている。

      • 「青天の党」
        青天とは晴れ渡った青空を意味し、新たな一日の始まりと無限の可能性を象徴している。この政党名は、未来への明るい展望と希望を提供する政党を示している。

      • 「日の出の党」
        日の出とは新たな一日の始まりを表し、新たな始まりやチャレンジの象徴となっている。この政党名は、新たなスタートを切り、新しい日本を築くことを目指す政党を示している。

      • 「飛やくの党」
        飛やくとは鳥が空を飛ぶ様子を表し、自由と新たな発見、探求の精神を象徴している。この政党名は、枠組みにとらわれず、新しいアイデアや解決策を追求する政党を示している。

      • 「新息吹の会」
        新たな息吹とは新しい風や生命力を表し、新陳代謝や変化を意味する。この政党名は、社会に新たな風を吹き込み、既得権益を打破し、新しい価値観を生み出す政党を示している。

      • 「八雲の党」
        「八雲」は古代日本の詩や神話に由来し、八重に重なる雲を指します。「八重」は多層、多重を意味し、「雲」は天を覆うものとして捉えられています。重層的な自然の美しさや神秘性を表現することが多いです。また、古くからの文化や伝統を感じさせる言葉です。
        「八雲の党」という名前は、豊かな伝統や多様性を重んじる姿勢を示しつつ、自然の美しさや広がりを連想させます。

      • 「飛翔の党」
        「飛翔」は鳥や飛行機などが空を飛ぶ様子を表し、躍進、新たな飛躍、自由、可能性の追求を象徴する。この政党名は、政党が新たな飛躍を目指し、枠組みに縛られることなく自由な発想で、新しいアイデアや解決策を追求する意志を示している。つまり、既存の慣習や制約から解放された新しい視点とアプローチで社会課題を解決し、国民の生活を向上させるという強い意志と決意を、この名前は表している。
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    • 追加での思いつき

      • 玄武の党

      • 共創の党

      • 令和の党

      • 興国の党

      • 朝陽の党

      • みずほの党

      • れい明の党

      • 日本令和の党

      • 国民の党

      • 経世済民の党

      • 協和の党

      • 再興の党

    • ボツ案:右肩上がり系

      • 昇華の党

      • 飛躍の党

      • 坂の上の会

      • 日本飛躍の党

    • ボツ案:「新たな流れを作り出す」を重視系

      • 白波の党

      • 風雲の党

      • 再起動の会

      • 日本先陣の党

      • 日本再起動の党

      • 次世代先駆派

      • 新流開拓の会

      • 日本の転換点

      • 新世代創造派

      • 新世代派

      • 原動力の会

      • 日本推進の会

      • 推進派

      • 開花の党

      • 日本開花の党

  • 2_各領域の高度な実務的知見を有する精鋭が、産・官・学から結集して、政党を運営していることを訴求する

    • 産・官・学のエキスパートの結集

      • 党の重要な役職に産業界や学界、公務員出身の専門家を登用する。そのことで、政策策定において多様な視点と実務的な知見を有した人材が関与していることを訴求する

      • 入党した人々の実績や経歴を明らかにし、政党が各分野の専門家を引き寄せていることをアピールする

    • 政策カンパニー制の導入・領域ごとの代表的議員の確立

      • 各領域ごとで政策に精通した精鋭を選別・代表者として定義し、「政策七人衆」のような形で打ち出す
        (各領域代表の上に「玉木氏」がいるという構造)

    • 各領域ごとの政策についての公開討論の開催

      • 多様な専門家を招き、「政策七人衆」との政策についての公開議論や討論会を開催する

    • 有力議員・政策七人衆の積極的な番組露出

      • 玉木チャンネルでは適宜ディスカッション形式にして、有力議員・政策七人衆等の他議員も積極的に露出する

    • EBPMの積極的な推進

      • 実務的知見を有する議員やブレーンが、現状の日本の課題に対する政策案の評価を科学的に行なう

      • 各政策案の因果関係の強さ・想定される効果を広く公開し、適切な評価・選別の上で、政党の政策が決まっていることを示す

    • 政党シンクタンクの設立

      • 党内に独自のシンクタンクを設立し、そこで多様なバックグラウンドを持つ専門家たちが政策提言を行う

      • その成果を公開し、党が幅広い視点からの意見を取り入れて政策を考えていることを強調する

  • 3_意思ある日本国民一人一人が創り上げていけるような場を構築する
    (DAO(自律分散型組織)に近い形で運営し、トークンインセンティブによって関与・貢献の質を高めていく)

    • 公開オンライン政策形成プラットフォームの開設

      • 国民が政策提案や意見を直接共有できる政策形成プラットフォームを開設する(SlackやDiscord等)

      • 「政策七人衆」と各領域ごとで法案や政策の項目ごとで討議・内容のブラッシュアップを図ることができる

      • 政策ブラッシュアップの貢献度に応じて、トークンを付与する(以下の政策投票制度における優遇措置)

    • 政策投票システムの導入

      • 政策決定の一部をDAOへの参加者の投票に委ねることで、直接的な国民の意志を反映させる

      • 上記トークンの保有数に応じて、投票可能数を変動

    • 教育プログラムの展開

      • 政策立案や社会問題解決に関する教育プログラムを展開し、国民一人一人が具体的に改革に参加できる知識やスキルを身につけられるようにする

  • 4_特定地域・特定政策領域で実績をあげ、知見の深さ・広さと、実行力を証明する

    • 強化地域の選択と集中

      • 維新が比較的まだ議席を獲得できていない地域を特定し、集中的な議員の擁立を行なう

      • 強化地域では地元コミュニティや有力教育機関等とリレーションを築いておき、有力議員の認知度を向上させておく

    • パイロットプロジェクトの実施

      • 新しい政策やアイデアを特定地域で試行し、その成果を検証する

      • その結果に基づき改善を行いつつ、効果が確認できれば全国規模での展開を検討する

    • 地域とのパートナーシップ

      • 特定地域と密に連携し、地域特有の課題やニーズに対応した政策を展開する

      • これにより、その地域で具体的な成果を生み出すとともに、地域との強固な連携を示すことができる

    • 定期的な成果報告会の開催

      • 公開の場で定期的に成果報告を行い、その政策がどのように進展し、どのような成果を上げているのかを国民に伝える

    • 自民党との連立政権

      • 政府に入り、大臣職を得て、結果を出し、政党としての存在感を高める

以上。
(これより下に文章はありません)

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