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レパトリというレシピストックサービスを作りました

作ってみたい料理や、作った料理のレシピをストックするサービスです。使い勝手や機能はまだまだ磨き込みが必要ですが、一旦公開しています。公開に際して、サービスを作るに至った経緯を紹介しようと思います。
ページの下部にサービスへのリンクがあります。もし興味を持っていただけましたら、ぜひ使ってみてください。もちろん無料です。

「作れる料理がない」

ある日、妻が僕に言ってきました。

私は料理が得意じゃない。というより、そもそも作れる料理がない。

妻はもともと不器用で、料理に苦手意識がありました。でも、作れる料理は沢山あります。なぜならば、間違いなく僕がこれまで沢山の手料理を食べてきたからです。料理に自信が無いことに加えて、単純に覚えていない・思い出せないから言っているのでしょう

数日前の晩御飯を思い出せないのはよくある話ですが、作る側であっても同じく思い出せないものなのだな、と思いました。

手料理を記録し始めてみた

そこで、Google Keepというメモアプリで妻の作った手料理をこっそり記録し始めてみました。記録と言ってもただ写真を撮るだけですが、こんな感じです。

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こんな感じでこつこつ溜めていき20品くらい溜まった段階で見せたら、「わたしにも、これだけ作れる料理があるんだなぁ。」と少し自信を取り戻したようでした。

記録を始めた当初は、忘れているだけ・思い出せないだけで作れる料理たくさんあるんだよ、ということを証明してあげたかっただけなので、この時点で個人的には満足だったのですが、次第に意図せず活用の幅が広がっていきました。

1. 作りたい料理も登録し始めた

いまどき、様々なサービスで美味しそうな料理のレシピを収集することができます。妻は、デリッシュキッチンやクラシル、インスタでレシピ情報を発見しているようです。
我が家は家族用のGoogleアカウントを作っていて、妻と共有しているのですが、ある日Google Keepを開いたら急にメモが増えていました。

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どうやら、いろんなサービスで見かけたレシピの画面キャプチャーやURLを登録し始めていました。話を聞くと

・各レシピサービスでお気に入り機能は存在しているけど、普段いろんなサービスを見ているから、いざ何を作ろうか考えるときに不便。
・このメモならいろんなサービスやサイトで見かけて作りたいと思ったレシピを1箇所にまとめておけるから便利

とのことでした。確かに。既存のレシピサービスは豊富で高品質なレシピを提供してくれる一方で、サービスをまたいだレシピの一覧を作ることはできません

また、大抵の人は献立を考える際に「私何が作れるんだっけ?」と言う感じで、記憶をたどり始めるところから始めます。でも、自分が作れる料理や作りたい料理が1箇所にまとまっていたら、選ぶ作業だけで済ますことができます。
小さな差ですが、毎日/毎週、そして一生続くことを考えると、すごく助かるんじゃないかと思いました。

2. なに食べたい? これ、久しぶりに食べたい。

前述の通り、Googleアカウントを共有しているので、家族でGoogle Keepを見ながら、食べたいものを聞かれる&こちらからリクエストするようになりました。もはや、飲食店でメニューの中から注文をしているような気分です。

料理のレパートリーが増えることは楽しい

メモのおかげで自覚できるレパートリーが増えたのですが、やはりレパートリーが増えることは楽しいですし、新しい料理に挑戦するモチベーションに繋がります。また、繰り返し作ることで、必要な食材や作り方を記憶に定着させることができ、買い物や調理が捗ります。

そのうち、専用のアプリが欲しくなった

Google Keepは素晴らしいアプリなのですが、汎用的なメモアプリゆえに、今回のレシピメモには不要な贅沢機能が邪魔だったり、一覧性が悪かったりという不便さもありました。なので、専用のアプリをつくってみることにしました。そうして生まれたのが"レパトリ"です。

【レパートリー】
劇団・演奏家などが、いつでも演じられるように用意している番組・演奏曲目。転じて、いつでもできるように手掛けている領域。

お気付きの通り、"レパートリー"がサービス名称の由来です。
意味の通り、自覚できる料理のレパートリーが広がっていく楽しさをレパトリを通じてお届けできたらなと思っています。あと、覚えやすいし言いやすいかなと。

とりあえず、実装スピード重視でGlideというNoCodeなサービスで実装をしました。そのため、Google Keepと比べて圧倒的に機能が少ないし、できることも限られています。その一方で無用な機能は無いですし、一覧性が優れています。物は言いようですね。

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繰り返しになりますが、使い勝手や機能はまだまだこれから磨き込まなければならないレベルですので、温かい気持ちで使っていただけると幸いです。

機能のアップデートができましたら随時アナウンスしていきますので、Twitterをフォローください。@repatori_2009



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