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マルチタスクは幻想。人は同時に2つのことに集中できない

あなたは、仕事を同時並行で進めていませんか?

「マルチタスク」というと、仕事ができる代名詞のように聞こえます。

私も昔は、マルチタスクが仕事ができる人間だと考えていた時期があります。しかし、実はマルチタスクは、仕事の質を落とす要因となります。


なぜか?


人は同時に2つ以上のことができます。しかし、2つ以上のことに「集中」できません。


例えば、友達とハイキングに出た時、道なりに山道を歩きながら、おしゃべりすることはできます。
でも、不安定な吊り橋を目の間にした時、皆はおしゃべりをやめ、吊り橋を渡ることに集中するでしょう。


仕事でも同じです。仕事に追われると「あれも、これもやらなきゃ」と焦りを感じると、目の前の仕事に集中することはできません。

その結果、仕事をこなすことはできるけれど、パフォーマンスの高い成果を出すことはできません。

そこで、「今やるべきことはたった一つ」というシンプルな思考を持つことが大事。これにより、目の前の仕事に集中することができ、成果を最大にすることができます。

この生産性の高い仕事をするためには、まずは「すべての仕事が、等しく重要とは限らない」ことを知ること。


そして、成果をあげるために「本当にやるべきたった一つのこと」に力を集中するべきだと説いたのが、米不動産業界のカリスマ、ゲアリー・ケラー。

著書『THE ONE THING 一点集中がもたらす驚きの効果』では、「本当にやるべき一つこと」を見極める「的を絞り込む質問」に、以下が紹介されています。

「それをすることで、他のすべてがもっと容易になるか、不必要になるような、私ができる『一つのこと』は何か?」


この質問を習慣化することで、仕事の質を上げることが推奨されています。
私も、この「THE ONE THING」の質問で、成果の質を上げていきたいと思います。


是非、あなたも、この質問をご自身に問いかけて頂き、成果の質を上げることを試みて下さい。

最後にもう一度繰り返します。

「それをすることで、他のすべてが、もっと容易になるか、不必要になるような、あなたができる『一つのこと』は何か?」


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