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伝統的企業の新しい研修(2)

前回の記事はこちら。

前回は、既存の研修は、対象が3つであることを書きました。

1)初心者や営業向けの商品や業界の基本を教える基礎研修
2)実際に使用する顧客に製品の使用方法を教える技術研修実際に使用するという3)顧客の中でも特に導入を担当する人向けの設計研修

今回はこの3つについてより詳細にみていきたいと思います。

基礎研修

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「1)初心者や営業向けの商品や業界の基本を教える基礎研修」について考えたいと思います。この研修のカリキュラムとなるとどういう内容が一般的でしょうか?

一つはカタログを説明できるようになること。もう少し言いますと製品の特長を説明できることがゴールとなることが多いと思います。業界はサプライチェーンや仕事の役割分担ですね。製品の特長のうち、各ポジションでどう言った内容が特に響く可能性があるのか?ということを絡めて説明がなされていきます。

何にも増して飽きさせないこと、ついていけないような複雑な内容にせずシンプルに伝えること、ビジュアル重視という観点で伝える必要が出てきます。

技術研修

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同様に「2)実際に使用する顧客に製品の使用方法を教える技術研修」について考えたいと思います。これはより技術力の高い説明になります。一般的には仕様書、設計資料や使い方ガイドのようなものを噛み砕いて説明していきます。ボリュームも増えていきます。またビジュアルで詳細な図面を見たり操作方法を図解してたりします。場合によっては座学を超えて実際に手を動かしてもらうこともあります。

ポイントは複雑なことでも辛抱強く理解してくれようとしますが、お互いに効率的に進める上では図やイラストでの理解補足が欠かせません。

設計研修

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最後に「3)顧客の中でも特に導入を担当する人向けの設計研修」について考えたいと思います。こちらも技術的に高い説明になります。同様に設計資料などを学んでいくことになりますが、噛み砕いた内容だけでなく、かなり細かく必要な種々の計算条件、計算方法の比重が多くなります。

かなり複雑な内容でも付いていける方が多いですが、一方で説明する側の力量が問われるとも言えます。生半可な説明では突っ込んだ質問に応えきれない可能性も出てきます。

ポイントは相当細かい構造や理論までしっかりと説明できるものが必要である点だといえます。

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以上が3つの研修の特長でした。次回はこの特長をベースに具体的にどのような研修カリキュラムがあるとお客様に喜んでいただけるか?という本題を考えていきたいと思います。

ということでまた。

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