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【大島の旅日記】 ザ・大冒険 2日目の記録

大島旅記録の2日目になります。

朝ば6時に起床、缶コーヒー飲みながら海を眺めるという優雅な時間で1日をスタート。時間を忘れてぼーっとするのは旅の醍醐味です。

しばらくその時間を楽しんで一旦宿へ帰還。
気分もリラックスして少し眠くなったので、ちょっとだけ2度寝しました。気持ちの良い2度寝から目を覚ますと朝の10時、、、、

急いで支度を済ませレンタル自転車のお店までダッシュ!
この日は旅唯一の晴れ予報なこともあって観光の予定を朝からギッシリ詰めていました。なので10時起きは大ピンチなんです!

電動自転車を借りることに成功し、こいつで島の観光名所を回りまくります!景色を見ながらひたすらに自転車を漕いでいきました。

第1観光スポットは「泉津の切り通し」です。
ほんとにここに入れば別の世界へに行けるような雰囲気で、自然を感じるとはこのことなのかと。
神秘的な空間についつい見入ってしまいました

泉津の切り通し

たっぷりとこの空間を体感し、次なるスポット大島の動物園へ出発!

すると気になる看板を発見。
「天然記念物(国指定文化財)大島海浜植物群」
好奇心のままに自転車を止め、中に入ってみました。

この決断が大成功。
中にはギリギリ舗装された道があって、あたりは名前の通り植物に囲まれていました。そんな道を歩いて行くと、壮大な海岸が広がっていました!!

激しい波で怖さを感じる大迫力。
ゴツゴツした岩がやっぱりかっこよくて、ここでもぼーっと海を眺めました。岩に波がぶつかって、勢いよく水しぶきをあげる様子はなんでかずっと見ていられました。自然って良い!

立て続けに自然を堪能した後は目的地「大島公園動物園」へ!

朝の宿から自転車を10キロ走らせ、動物園へ到着。
普通の10キロとはまた違い、山道なこともあって相当厳しい道のりなのですが、そのおかげで目的地に着くと毎回ものすごい達成感が味わえるんです!

大島公園動物園は入場が無料にもかかわらず、広くてたくさんの動物たちがいます。よく撮れている写真たちを抜粋しました。

恐竜のような大きい亀
凛々しい
・・・
ケツを向けて
決闘
・・・
見たことのない植物
黒い豚

やっぱり生き物って素晴らしいんです笑
それぞれの進化をして、形、大きさ、色、たくさんの個性があって、同じ地球に住んでいるのにこんなにも姿が違うのが考えれば考えるほど不思議です。
この旅では生き物とか自然にたくさん触れて、地球ってほんとに最高で素晴らしいなと思えました!

大島の動物園は距離も近く、なおかつ海も見える絶景があって、心が癒されました!

野生の動物も出現。おそらくリス

朝から何も飲まず食わずで流石に自販機で飲み物を買おうとすると、なんと5000円札のみで1000円札と小銭が一切ない。

ただ最高の観光で疲れも吹っ飛んでいるので、勢いそのままに次なる観光地へ向かいました!ですがこの結果えらいことになりました。

次なるスポットは「裏砂漠」「三原山」
1番行きたかったところで、裏砂漠は日本に唯一の砂漠。三原山は火山を間近で見られるとのことで楽しみにしていました。
そしてまたもや自転車を10キロ.....
きつかったです笑

山道
山道

なんとか裏砂漠の駐車場に到着。
自転車を止め、ここから歩いて裏砂漠を越えて、三原山へ向かいます。

この時点で電動自転車の充電が残り10%を切り、帰りの山道もまだまだあるのに大丈夫なのかと不安に襲われました、、

こんな道を歩きましたが、1人ではなかなか怖いものでした笑
ただこの非日常感がまた堪らなかったです。

そして山道を抜けると広大な裏砂漠が広がっていました!
この景色を見た瞬間、叫びたくなるような胸の高鳴りでほんとに来てよかったと思えました。

自分の住んでいた世界にこんなところがあったのかと、本気で世界の広さを感じました。

奥に見える山の方からひたすら歩きました。
砂漠の山を2つほど超えて、火山が近づくとゴツゴツした岩が見え始めました。

周りは登山用の重装備に山岳部と書かれたウェアを着ている人たちもちらほら。なのに自分だけスウェットに新品のスニーカー。
馬鹿馬鹿しくて元気が出ました笑

ただ人生で1番痛い靴擦れを体験して、旅行で新品のスニーカーはおろすべきではないと学びました。あとスニーカーで山を登らない方がいいです。たぶん

この山が三原山なのですが、眺めていると頂上まで歩くことが果たして可能なのかと何度も疑いました。心折れかけましたが、1人だと引くに引けないんです笑

そして険しい道を計1時間歩き山頂へ到着。顔は青ざめていました。
朝から8時間、水分の一滴すらお腹に入れずに山道を動き続けて、本当にぶっ倒れそうでした笑

そんな中たどり着いた山頂からの景色

進んできた道のりに海も島も見えてとにかく感動です。
空腹と疲れがあったおかげで涙出るほど感動しました。ゴールした実感に疲れすらも心に染みて、これがやりたかったなと思えました。
ただでは辿り着けない、過酷な道の先にあるお宝でした。

火山は大きすぎて写真の画角では収まらないほど。
これが大自然なのかと感じさせられる大迫力
そして三原山の火山の山頂をぐるっと1周。ほんとに一生忘れられない絶景でした!

ここからが問題で、帰らないといけないんです笑
過酷な山をまた越えないといけない。プラス日没が迫ってきました。
日が暮れてしまっては山道も危ないし、山では野生の猪も見たのでかなり焦りました。しかも電動チャリの充電は10パーセント笑

そんな状況なのに、食糧なしで山道を合計40キロ近く進んだのでほんとに限界でした。

心の底から「喉が渇く」という感情になったのは初めての経験。
本当の限界が来ると空腹よりも飲み物がやっぱり飲みたくなりました。

でも山道に自販機はなくて、仮にあっても小銭がない。コンビニなど、お店もない。

限界すぎて人がいたら水分を分けて貰おうと思いましたが、日が暮れる前で広い土地に人が1人もいないんです笑

勢いだけではどうにもならないことがあると本当に学びました笑

夏だったら本当にやばかったと思います。

とにかく日没に間に合わせようと急いで進みましたが、上り坂でほんとに足が動かなくなって心が折れて、全てがどうでもよくなってしまいました笑
危険でもいいから急ぐのやめようと思って。
最悪ここで寝泊まりするのも想像しました笑

それでリュックを置いて、そこにスマホを立てかけて動画を記録しました。
焦りとか急ぐ気持ちを一回忘れて、誰もいない広大な砂漠に大の字に寝て、無事に帰れたらこの動画を振り返ろうと。

結果大成功です笑

今、この動画に映ってるの自分を見ると自分なのに元気が出ます笑
何やってんだろうなって笑

この砂漠で寝っ転がった時間がほんとに大きくて、自由を感じたし、ハプニングも笑おうと思えて、なりたくてもなれない状況に置かれている自分に高揚感もありました。

人生も焦る時こそ立ち止まって、その状況を楽しんで見るのが意外に大事かもしれないです笑

そんなこんなで起き上がって、そこからは誤って1人で違う惑星に不時着してしまった!という設定で楽しみました。

まさに映画の1ページ!!

夕暮れという危険ギリギリだからこそ、オレンジの光と絶景の組み合わせを独り占め。

駐輪所に着いてから、ラストスパートかけて山道を漕ぎました。

充電を節約しながら山を登ったり降ったり。
思い出したくもない過酷さです笑
極め付けは前日の雨であちこちに見られた「土砂崩れ注意」の看板。
怖かったです笑

ただ登りまくった後のながーーーーーい下り坂で浴びる風はほんとに最高でした。

なんだかんだ30〜40分自転車を走れせ、滑り込みセーフで山を抜けました。
そこでお出迎えしてくれた夕日。

「あ、夕日って綺麗なんだ」って感じです。
やり切った後に見る夕日は最高でした、、、

自販機を発見!やっと水分を取れると嬉しすぎて写真を撮ったものの僕には小銭と千円札がないので目の前まで行って買えなかったです笑

が、しばらく漕いでなんとか商店へ到着。

真っ先にコーラとジャンボモナカと菓子パンを購入。
主食は夜ご飯へ取っておこうとおやつ程度に。
嬉しさのあまりにお店の方にこの食事の経緯を話すと、せっかくなら最高の場所でと近くのスポットに案内してもらいました。
ここにきてまで優しさが沁みます、、

夕日と海を見ながら、満を辞して缶コーラを一気飲み。


忘れられないです。
うまさが体の芯を通り、めぐって脳天を突き抜けました。
この炭酸で窒息していいと本気で思えました。

海を見てゆっくりしていると、一台の車が止まっておじちゃんが降りてきました。食パンの切れ端を持ってウロウロしていたので意識を向けると、急に食パンを上に投げたんです。そしたら勢いよく鷹が飛んできて、空中で器用にキャッチ。
そんなショーを堪能しながらモナカをパンを食べました。
自分の食べ物に鷹が来ないかは少し心配でした笑

そしてしばらくゆっくりして夜ご飯を食べに向かいました。

定食屋でがっつりいくことにしました。
お肉とお米でパワーは全回復、お味噌汁が疲れた体に沁みました、、
夫婦で経営しているお店で、2人の温かさが味にもしっかり伝わっていました。

お店中では学校の生徒家族と先生家族がバッタリあっていて、東京では見ない場面にもほっこりしました。

人と人の距離が近いのがいいですよね。

少し宿でゆっくりした後に、最後にもう一度外へ出て海を見ながらコーヒー。

この日1日を振り返りました。

こういうぼーっとなにかを考える時間がすごく好きです。
いろんな出来事がフワッと整理されて、自分の置かれている状況の幸せを実感できるから、また明日もワクワクするような1日にしようと思えます。

そんな思い出に浸って時間を過ごし、この日はさすがに少し早めに寝ました笑

地球の素晴らしさに触れ、かなり大変な思いもありながら、抑えられない胸の高鳴りに出会えて、人の温かさも感じる。
ほんとにほんとに濃い1日でした。

記事を書いていろいろ思い出して、この旅のように今という時間を最高に楽しみながら、未来の自分の姿にワクワクして毎日を過ごす、そんな夢をずっと叶え続けたいと改めて思えました。

次回は恋しい旅最終日の記事。
ただ最後の最後まで楽しみ尽くしました!!

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