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【休日の映画鑑賞】『PETFECT DAYS』

こんばんは

こちらは3月9日23:57分を回ったところです。
昨日旅行から帰ってきました。ほぼネットに触れず、ただただ楽しい時間を過ごしてきました。そんなこんなで再び日常に戻り、いつものように文章を書いていこうと思います。

旅行に行く日の朝、僕は映画館へ『PERFECT DAYS』を観て来ました。最近はとにかく節約しているというのに、友達がとんでもなく良い作品に出会ったと熱弁して来たので、旅行を控えていてもなお映画館へ駆け込むしかなかったのです。

監督ヴィム・ヴェンダース。
東京のトイレ清掃員として働く役所広司演じる平山。いつも決まった時間に起きて、変わらない日常を過ごしていく。そんな繰り返される毎日が美しく描かれている本作品。

まあnoteに書いているという事は素晴らしすぎたという事なんです。僕は割とファンタジー強めの映画が好き、そして考えさせられるような映画が苦手な傾向があるのですが、そんな概念をぶち壊された作品です。

作品において飛ばせれてしまうくらい繰返しの日常がものすごく愛おしく感じて、映画館でこの作品を見ていながらもはやく帰って日常に戻りたいと思うほどでした。

家庭のビデオカメラで撮ったような映像美がより等身大であるし、やっぱり東京は良い街だと感じました。

平山さんの家族関係の謎。甥っ子ニコの家出理由。突然バイトの後輩の彼女にキスをされたり。日常において予想外な出来事が起こるものの、映画の中で理由は決して明かされない。それがまたとても良いんです。

実際、人生はそうやって進んでいくような気がします。様々な出来事が交差する中でも日々は進んで、真実とは異なるそれぞれの思いや答えがある。この映画についてのヴィム・ヴェンダース監督インタビューがあって答え合わせが出来そうなので、このnoteを投稿して自分なりの考えを整理した後、見ようと思います。

そして幸運な事に僕は今清掃員のアルバイトをしています。朝、寒い中起きるのが辛い。出勤してもなんとか楽に仕事を出来ないかと考える。平山さんの後輩タカシに寄っていると思う。でも明らかに平山さんが幸せに見えたし、羨ましいと思いました。過剰な程丁寧に仕事をやる平山さん。僕も明日から外を出る時は空を見るし、毎日少しの贅沢でカフェオレを買って自転車に乗るし、丁寧に仕事をします。というかしたい。

平山さんの素敵すぎる日々の重ね方。好きな事を追いかけたい僕にとって、きっとお守りのような作品になってくれるんじゃないかと思います。進めてくれた友達には感謝です。明日も早いのでさっそくオレンジの灯りで本を読んで寝るとします。みなさんも良い1日を。ではおやすみなさい。

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