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ABCash ビジョンとバリューがアップデートされました!

2023年12月8日、ビジョンとバリューがアップデートされました。
会社の核となるMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)のアップデートの背景や意図について社長の辻へインタビューしました。


MVV策定の理由は「連動性」と「時間軸」のアップデート

──インタビュアー:
早速ですが辻さん、今回MVVの変更の理由を教えてください。

──辻さん:
変える理由は2つです。
一つ目はミッションとビジョンの連動性です。 「お金の不安に終止符を打つ。」というミッションの変更はありません。ただ、今までのビジョンの「世界に誇れるかっこいい会社をつくる。」とバリュー各種については、ミッションとの連動性がなかったように思います。
本来ビジョンとはミッションを達成するために必要な「実現したい未来」になりますが、「お金の不安に終止符を打つ。」ために「世界に誇れるかっこいい会社をつくる」という状態を作れば良いのかというと、必ずしもそうではないと考えました。
二つ目は、時間軸という観点です。今回の新ビジョンは3~5年後の到達目標として策定しました。

──インタビュアー:
ミッションとの繋がりや、イメージする時間軸を明確にしたんですね!バリューについてはいかがでしょうか?

──辻さん:
バリューについても、ミッション・ビジョンとの連動性という観点で見直しが必要だと考えました。
実際に運用してみて、バリューの数が多すぎて「何をすれば良いか」が不明確だったという実感がありました。そのため、今回は重要な3つの行動指針に絞り込みました。

──インタビュアー:
たしかにバリューは数が多かったので覚えるのが大変でした...ビジョンを踏まえてバリューも再定義したわけですね。
では、ここから本題の新MVVについてそれぞれの解説を辻さんからお願いしたいと思います。


ミッション(私たちの使命):「お金の不安に終止符を打つ。」

──インタビュアー:
最初にミッションについて辻さんの解釈を教えてください。

──辻さん:
はい。生活においてお金は不可欠ですが、性別、年齢、国籍関係なく多くの人が「お金の不安」を持っているものだと思っています。その「お金の不安」を無くす一助を我々ができれば、必ず世の中が良くなることに繋がると思っているので、「お金の不安に終止符を打つ。」という言葉は創業当初から掲げ続けています。

──インタビュアー:
ミッションが達成できた状態ってどんなイメージでしょうか?

──辻さん:
総会の時に社員メンバーの一人が言っていた言葉がすごく良かったんですが、ミッションを達成した状態とは、私たちの会社がもはや必要なくなることを意味します。
金融教育を通じてお金の不安を解消できる状態を作り出せたら、それがミッション達成に限りなく近いのかなと考えています。

──インタビュアー:
壮大ですが、これができれば必ず世の中に大きな価値提供ができる領域ですね。ミッション達成の具体的なイメージも湧きました。


ビジョン(実現したい未来):「金融教育市場を開拓し、誰もが金融リテラシーを身につけている会社を創る。」

──インタビュアー:
では、今回変更となったビジョンについても解説お願いします。

──辻さん:
「金融教育市場を開拓する」というパートと「誰もが金融リテラシーを身につけている社会を創る」という2つのパートがあります。それぞれ解説していきます。
創業期の2018年頃にはほとんど存在しなかった「金融教育市場」が、近年ようやく成長してきました。金融教育市場がなければ、お金の不安に終止符を打つことは難しいため、この市場の発展が必要不可欠です。その中で「金融教育市場」をリードする会社としてABCashがこの市場を開拓していかないといけないと考えています。これが前半のパートに込めた想いです。
また、何がお金の不安に終止符を打つために重要かと言えば、金融リテラシーを「知っている」や「理解している」状態ではなく、自分の血肉となって使える状態、つまり「身についている」状態を作ることです。
金融教育市場を開拓しながら、多くの人が金融リテラシーを身につけていければ、お金の不安はなくなっていくと考えています。

──インタビュアー:
ビジョンについては、時間軸のお話もありましたが、どのくらいの期間で達成を目指していく想定でしょうか?

──辻さん:
時間のスパンでいうと3~5年でこの状態を作っていきたいと考えています。3~5年後に振り返って、ある程度この状態が達成できていれば、再度ビジョンのアップデートをしていきたいと思っています。

──インタビュアー:
前回のビジョンと比べ、かなり明確な目標になった気がします!


バリュー(大切にする価値観)その①:「生徒さんファースト」

──インタビュアー:
では、最後ですね。ミッション・ビジョンを達成していくにあたり必要なバリューについてそれぞれ教えてください。

──辻さん:
はい。一つ目は「生徒さんファースト」。こちらについては前回から変更していません。
やはりこれが一番重要で、ビジョンの「誰もが金融リテラシーを身につけている社会を創る」の中で「誰もが」とは、「すべての生徒さん」を指します。生徒さんにとって何がベストなのか、を最優先に考えて行動しないと、ビジョンの実現はできないと思います。
「何をするのが生徒さんにとって良いのか?」、「何をすれば生徒さんのお金の不安がなくなるのか?」という視点で発想し、それに基づいて行動するということを、ぶらさずにやっていきたいと思い、バリューに選定しました。

──インタビュアー:
なるほど。私たちもアクションや判断に迷った時に一度「生徒さんファースト」かどうかを一度考えてみるのも良さそうですね。


バリュー(大切にする価値観)その②:「評論家ではなく、当事者であれ」

──インタビュアー:
次に、新しいバリューの「評論家ではなく、当事者であれ」についての解説をお願いします。

──辻さん:
このバリューのポイントは、単に意見を述べるだけでなく、実際に行動に移すことの重要性です。特に「市場の開拓」という大きな目標を達成するには、全員が当事者意識をもって行動する必要があります。実際に自分がやってみることで、その難しさにも気づくと思います。全員が「自分ごと」として行動できるようになれば、ミッションやバリューの達成確度も上がってくると思います。
組織が拡大している今のタイミングだからこそ、バリューとして定義することで、全員にこの意識を持って欲しいという思いを込めています。


バリュー(大切にする価値観)その③:「極めることに誇りを持つ」

──インタビュアー:
こちらも新設されたバリューの「極めることに誇りを持つ」についての解説をお願いします。

──辻さん:
「誰もが金融リテラシーを身につけている社会を創る。」というところから考えると、ソリューションを提供する側の私たちがそれを極められていなければ実現できない
と考えたのが一番大きなポイントです。
ABCashは若いメンバーが多いので、キャリアを積んでいくうえで、ABCashで働くことが自分自身の市場価値を高めることや自分自身のスキルを高めることに繋がる必要があると感じています。それぞれがプロフェッショナルになるため、今の状態に満足せず、仕事を通じて自分を高め続けて欲しいです。
これも余談ですが、社会人2~3年目になった時に、一回「仕事分かった感」を感じるコンフォートゾーンがあると思っています。
私がエンジニアだった頃、一通りの開発スキルを身につけたときに「これでやっていけるじゃん」と満足してしまった時期がありました。先輩に指摘されるまでは、まだまだ学ぶべきことが多く、本気で極めようとしたら数十年、下手したら一生かかっても極められない、ということに気づかなかったんです。今のメンバーも、同じように「一通りできる」と感じることは、極めた状態とは違います。極めるためには現状に満足せずに自己研鑽していかないといけないし、そういう行動に繋がるといいなと思っています。

──インタビュアー:
「現状に満足しない」というキーワードがありましたが、どうすれば現状に満足せずにいられるんでしょうか?

──辻さん:
「外を見る」ことが結構重要だと思っています。例えば、私が社内を見ると、役職でいうと最上位に位置しているため、現状に満足した状態に陥りやすいと思います。でも、外を見ると同じ経営者として戦っているフィールドには数多くの優秀な経営者がいます。そこと自分を比べているので、いつも危機感を感じています。
「自分はできる」と思ったらそこで成長は止まります。組織は人で構成されているので、みんなの成長が止まると、組織全体の成長も停滞してしまうのです。
なので会社が最低限やろうということができても、それで満足しているのはまずいという感覚を持って欲しいと思っています。運動で言うと基礎練しかしてない状態なので、自分の市場価値を上げるという視点でも、プロフェッショナルとしての成長を目指すマインドが重要です。

──インタビュアー:
個々の成長が会社の成長に直結するというのは、非常に重要な点ですね。
ありがとうございます。新しいMVVの背景や想いが伝わるインタビューになったかと思います。
最後にメッセージをお願いします!

──辻さん:
今回のバリュー見直しで「凡事徹底」などいくつか馴染みのあるバリューを外しました。
理由としてはミッションビジョンとの連動性が希薄であるという点もあるのですが、当たり前にやるべきことはバリューから外して、より深く注力することだけに絞り込みました。今までと比較するとレベルの高いバリューになっています。
だからこそ、この3つのバリューが当たり前になることで、ミッションビジョンの達成に近づけると信じています。社員全員で「お金の不安に終止符を打つ」というミッションに向けて、改めて力を合わせていけると思っています!

──インタビュアー:
辻さん、ありがとうございました!



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