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海が見たい

わたしの夢は、海がみえる街で暮らすこと。

わたしが覚えている一番古い記憶は、おじいちゃんに抱っこされて堤防のそばで、「海は広いな大きいな〜」って歌ってもらったこと。きっと忘れない記憶。おじいちゃんっ子だったから、何も忘れたくないな。物心ついた頃から生活に海はあって、今気軽に見に行けるような距離にはないからこそ、そのありがたさを知ったし、わたしには海がないとだめだなって気づいた。海の何がいいかはうまく伝えきれないけど、あの広さとか波の音とか、色とか、すべてがわたしを肯定してくれる気がする。ありふれてるね。

先月、どうしても海が見たくなって、須磨に行った。電車を降りて海に近づいてだんだん潮のかおりがするとやっぱりテンションは上がる。思っていた以上に砂浜が白くてよかった。少し泣いた。どうせならと思って波打ち際を歩いて、靴を脱ごうか迷った。こんなことで迷うなんて大人になったね。脱いで正解だよ。海沿いを散歩して、少しぼーっとして、持っていた本を読んで、駅に戻る。それだけなのに行く前よりは確実に満たされて、なんとなく花を買って帰った。

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今年の夏は、いろんな海が見たくて、尾道だったり、井根だったりに行きたいなって思っている。茨城の大洗町で花火を見ることは決まっていて今から楽しみ。海を見て、将来の自分の暮らしを想像するのが最近の息抜きです。

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