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周りから手に入れたものをどう使っていくか。

私たちは、もっとできるようになりたい、もっとこうなりたい、というような想いを持って生きています。
それは、人間が持って生まれたもので、現状維持で満足することなく、より成長していきたいと自然に思うのだと思います。

その成長のために必要なスキルなどを、セミナーなどで教えてもらうこともあります。教えてもらう内容はとてもいいものだし、なるほどーとなるものばかりで、教えてもらったことが出来るように努力もしていきますよね。

ところが、やはり、人はそれぞれ違うものでピタッとはまる訳ではありません。時にはうまくいくこともあるかもしれないし、でもどちらかと言えばそうではないことの方が多いのではないでしょうか。

私は、ピアノ指導をしていますが、幼児期のレッスンに全く自信を持てませんでした。(今もあるわけではありませんが・・・)色んな指導法も学びました。教本も沢山買いました。それでもなかなか自信が持てず、心理学なども学びました。そして、アレクサンダーテクニークも学んでいます。

おかげで、とても沢山の人との出会いがありました。それはとても良くて、音楽以外の世界も沢山知ることが出来ていることは本当に宝物です。でも、レッスンに対する自信はなかなか持てないままだったのです。まだ学びが足りないからと思っていましたが・・・、ところがそうではないらしいのです。

学んだままを伝えようとしても、伝えられないということに気づきました。

何故だろうかとだいぶ長い間考えて、思ったことは、

●私は何に困っている?
●それをどうしたい?
●困っていることと学んでみたことはどう繋がる?
●繋げてみて気づいたこと、発見したことはある?

ここが大事なんじゃないかと。

自分の現状を改めてはっきり認識して、それをどうしたいのか。学んだことを自分の悩みにどう生かしていくのか。そこから気づいたことはどんなことだろうか。

自分の中から出てきたことや、気づき・発見が自信に繋がっていくのだと思います。

料理も、きちんと決められた分量を書いてある通りに入れてやっていては、自信にはつながらないと思います。だいたいの大枠があって、その中は自分流にしていく。
周りから手に入れたものを、どう使っていくのか、それには、学んだものから自分で気づきや発見をどれだけ得られるかにかかっているのかもしれないと感じています。


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