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旅,写真

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#瀬戸内海

【写真】秋の豊島 -絶景,棚田,秋桜

 豊島、棚田。  あまりに印象的だった風景が観たくて、再び訪れた。人気の場所のため前回はとにかく人が多かったので、今回はあえて、美術館休館日に。 高松港-家浦港 早朝、高松港。  高速船チケット売り場。これらの島々への出発点。  窓口。この日のチケットは船内で。  朝の明るい陽光が水面に反射し、あたりに光を拡散している。  船が入港してきて、  後方デッキに、いつものように落ち着いた。乗客も6人程度と少ない。  デッキの客は、わたしと、このお届け物。島の食堂に

【写真】豊島②絶景の棚田-清水-家浦港

 瀬戸内海、豊島。ひたすらのんびりと、島旅。  海に向かって広がる棚田の前では、言葉を失ってしまう。  このダイナミックな場にふさわしいカメラのレンズを、一本予備で持ってくればよかったと後悔。次はちゃんと備えて来よう。 絶景の棚田を後に、のんびり次へ  この場所は、下の路線図⑥。ここから④を目指して歩く。  上り坂の途中に、ため池と牛たちを発見。  やがて、前方にバス停が見えてくる。  「清水前」。 「唐櫃岡の清水共同用水場」  このバス停すぐの場所に、日本

【写真】豊島①高松港-家浦港-唐櫃から棚田

 高松港、快晴。  この日は、豊島(てしま)へ。 高松港-豊島(家浦)港、高速船で50分  フェリーではなく、高速船で向かう。  デッキ席に座り、風に吹かれる。  船は、気持ちよくぐんぐん進んでいく。優雅にゆったりと進んでいくフェリーとは好対照だ。  見慣れた島に近づく。男木島だ。  やがて、直島の島影が見えてくる。  ここは、フェリー乗り場のある宮浦(みやのうら)でなく、本村港。バス停の名称は「直島港」だ。  乗船時間約50分、豊島・家浦港に到着。  実

【写真】直島, 大竹伸朗 5作品+1

 季節とともに移りゆく風景を背景に、現代アート作品を鑑賞できる直島。それなりの数となったストックから、作家別で整理してみるということをしてみたい。  大竹伸朗作品から。  今年2月に終了した大竹伸朗展@東京国立近代美術館では、圧倒的な情報量の作品のなかに翻弄されることとなった。  東京国立近代美術館では、偶然、作家自身のパフォーマンスも鑑賞した。 家プロジェクト「はいしゃ」≪舌上夢/ボッコン覗≫(2006年)  大竹伸朗らしいと感じる作品の一つは、直島の「はいしゃ」

直島を歩く【写真】海の風景,ベネッセハウス ミュージアムまで

 直島「宮浦(みやのうら)」港に到着し、  宮浦港から「つつじ荘」まで町営バスに揺られ、  草間彌生の「南瓜」を鑑賞しながら、  急勾配の道を歩いたことを振り返ってきた。  地図で見るとこんな感じだ。  中央右あたりの「つつじ荘」、そこから向かって左すぐの桟橋のシルエットに「南瓜」がある。海岸を向かって左にさらに歩いて白い線で示された道に入り、細い道に右折した、そのあたりが、屋外作品が展示された「シーサイドギャラリー」が、ここを訪れたときに長い時間を過ごす場所だ。

冬の直島①:草間彌生[赤かぼちゃ]の胎内/「避難中」の黄かぼちゃの存在感

 瀬戸内海に来ている。高松港のホテルを拠点にフェリーで直島に渡る、いつものパターンだ。  澄んだ海と、晴天に浮かぶ雲たちがとにかく素敵だ。今日だけで1000枚近い写真を撮り、収拾がついていない。まずは手短に、直島といえば草間彌生による、赤と黄色のかぼちゃの話題を。 ■赤かぼちゃの中に再び入る(写真)  瀬戸芸の開催中に、直島の宮浦港でいつも人気の赤かぼちゃの中に入り、ちょっと内省モードになった話を書いた。  休日でクリスマスの今日。赤かぼちゃの周囲も、クリスマスモード

【写真】犬島 近代化産業遺産群を中心に

 冬季は閉館となる犬島精錬所美術館。開館をまちこがれ、3月になったので出かけてみた(開館は土・日・月のみ)。 犬島への道程 高松-直島-犬島  犬島へは、岡山県の宝伝港からが最も近い。ただ、フェリー乗り場までの交通アクセス等を考えると、高松から直島を経由して渡るのが現実的だ。  高松港、午前10時過ぎ。直島行のフェリーが入港。  運賃は往復で990円。 直島港で小型船に乗り換え  1時間の航海で直島(宮浦)港に到着。  小型船の切符を買う。片道1880円(往復割引は

空路,穏やかな海へ

 午後、成田、LCC発着の第3旅客ターミナル。  窓側、F列。整備の方々が手を振ってくれていた。  滑走路が混雑しており、しばらく待機して、  前の機が飛び去ったあと、いよいよ空へ。  機体が旋回、川面にきらきらと陽光が反射する。  雲の上には、青空が広がる。  八ヶ岳付近を飛行、と機長のアナウンス。険しい山が続く。  まるで夏のような、もくもくとした雲を超え、  やがて雲は薄くなり、島影が現れ始める。  眼下の海が、はっきりと見えてくる。  瀬戸内の海ら

【写真】直島02:直島-高松 船上,サンセット(2023年2月撮影)

 今日から連日、同じ路線に乗るのだけど、そしてほぼ快晴が続く予報なのだけど、2月撮影の直島(宮浦港)-高松行フェリー最終便からの夕景を。  下記からの景色の続きだ。  日没を迎える前の、陽の最後の輝き。宮浦港。  草間彌生の水玉模様が描かれた「なおしま」に乗り込む。 おおづち島と並ぶ夕陽  まるで歩いて渡れそうな穏やかな水面。フェリーは、静かな海を進んでいく。  さきほどの写真でも登場していた、三角形の島、おおづち島。夕陽に隣り合って並ぶ。 人々の影、美しいシルエ

男木島灯台,水仙の季節

 瀬戸内海の男木島(おぎじま)。直近では、2022年の年末に訪れた。  主に、瀬戸内国際芸術祭2022の開催地として、アートを観に行っていたのだけど、島の北端に水仙の群生地があり、2月が見ごろだと知った。 高松港から40分の旅  高松港を小さなフェリーで出て、40分。鬼ヶ島伝説のある女木島(めぎじま)を経由して、男木島に渡る。  急勾配の山に、民家が密集している。下の写真でいえば、その家々を越えた先、画面左側奥をずっと進んだ先に灯台があり、その周辺に水仙が咲くという。