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Lightroomのカタログファイルをデータベースとして読む(1)

lightroomのカタログファイル(.lrcat)の中身は、sqlite3というデータベースでできています。

このデータベースには、F値や露光時間、ISO感度といったexif情報に加え、GPS情報から得られた市区町村情報、ユーザがLightroomで付与したレーティング(星)やカラーラベル情報が得られます。
このデータをPython等で集計すれば、自分がどういった撮影設定の写真に高いrating(星)を付けているか、撮影頻度の高い都道府県はどこか、など可視化できたりします。

レーティング毎の焦点距離の分布(左)
都道府県別撮影頻度のヒートマップ(右)

詳細は何回か記事を分けて解説しようと思います。まず、この記事ではこのデータベースのテーブル情報についてざっくり説明します。


主なテーブル

Adobe_images

写真一覧を得るための基本となるテーブルです。
撮影日時や画像サイズといった情報のほかに、レーティング(星)やカラーラベルなど、ユーザがあとからLightroomで付与する情報も含まれます

  • 撮影日時

  • 画像サイズ

  • レーティング

  • カラーラベル

  • 編集回数

  • 編集日時

AgLibraryFile

ファイルの相対パスなどの情報があります。
AgLibraryFolder, AgLibraryRootFolderテーブルの情報と組み合わせることで、絶対パスも得ることができます。

  • ファイルのパス

  • ファイル名

  • 拡張子

AgHarvestedExifMetaData

exif情報があります。

  • 撮影日時

  • 焦点距離

  • F値

  • 露光時間

  • ISO感度

  • GPS情報

  • カメラ

  • レンズ

AgHarvestedIptcMetadata

IPTCという画像のメタデータの規格があるのですが、その情報が入っています。ここでは、GPS情報から推定した、都道府県、市区町村などの情報が入っています。

  • 都道府県

  • 市区町村

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