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首里城の今⑧2022年7月

2022年7月25日、首里城に行ってきました。いつもの定点観測だけでなく夏休みだし、と前々から気になっていた首里城をガイドが案内してくれる「首里城60分ぐるっとツアー」に参加してみました。

ぐるっとツアーは朝と夕方に実施されていて、朝の回に参加すると「うけーじょー(御開門式)」を見学できます。上の写真は25日朝のうけーじょーです。
うけーじょーは首里城正殿に通じる奉神門(ほうしんもん)の前で毎朝、行われています。琉球王国時代の士族の衣装を着た案内係の方が門番と登場。「うけーじょー」の掛け声とドラの音で奉神門が開きます。

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奉神門から

まずは、いつもの定点観測から。
こちらの写真は奉神門から正殿方面を撮影しています。
先月は鉄骨の骨組みだけだった加工所・作業所の建物に壁ができていました。
首里城正殿の再建は、正殿より大きな建物(作業所)を作りその中で行われ、作業所のそば(北殿があった所)には木材の加工所が建てられます。

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東のアザナから

向かいに見えていた奉神門は見えなくなりました。
案内してくれたガイドさんによると、作業所・木材加工所の工事に8月いっぱいはかかりそうとのこと。作業所と加工所が完成したら、いよいよ正殿再建の工事に入り、再建の様子を見学できるようになります。11月には公開される予定だそうです。

歩ける世界遺産・首里城

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首里城には正殿遺構のほかにも、琉球王国時代からの石組みや石畳が残っている箇所があります。
写真は有料区域からの帰路になっている右掖門(うえきもん)。石畳や壁の一部は琉球王国時代のものだそうです。「専門家が公開しても保存に差し支えないと判断、公開しています。『歩ける世界遺産』です」とガイドさんに教えてもらいました。

首里城60分ぐるっとツアーについて

ぐるっとツアーは約1時間、毎日開催。有料(中学生以上1000円、小学生は無料。有料区域内の入場料は別途必要)で場内を案内してもらえます。ツアーの内容は中学生以上向けとのことでしたが、歴史が好きなお子さんなら楽しめるのではないかと思いますし、質問にも答えてもらえます。
受付は当日、首里城公園の首里杜館(すいむいかん)の総合受付付近で。ツアー開始15分前からの受付になっています。
詳しくは首里城のホームページに掲載されているので、関心のある方はチェックしてみてください。

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