とても優しい娘と、とても面白い息子へ
先日ふと思い出しました。
中学時代に祖父が軽トラに農作業服で迎えに来てむちゃくちゃ恥ずかしかったこと。両親は共働きで、迎えに来る時は自転車を持って帰らなければいけなくて(チャリ通)、祖父は畑や田んぼで作業をしていたのを切り上げて来てくれていて、なのでそれはしょうがなかったのだけれど、あの頃の私は恥ずかしくてお礼も言えていなかったような気がする。でも、今はあの軽トラに私の白い自転車を積んで帰った日々がとてもいい思い出になっていること。
同じ頃、仕事帰りの21時過ぎに時々気が向くとテキサスハンズのピザを買ってきてくれた父。その日はまあまあ遅い時間というのも無視で祖母も母も兄も私も、家族皆ででピザをもりもり食べる。何度「ピザだ」と言っても祖母は「うん、ビザやの」と言っていたこと。美味しくて嬉しい夜だったこと。
自営の仕事に忙しくしながら、家事育児をしていた母。今になって思うのは、私が学校で使う体操服や物品のいろいろを、日々欠かさずにいつもきれいに整えてくれていたこと。夕飯には必ず子供達が喜ぶおかずと、祖父母が食べやすいおかずと、数品作り続けてくれていたこと。
親になって子供時代を思い返し、そこにあった家族の気持ちに思いを馳せます。
そして、時々母が話して聞かせてくれる幼い私たちと両親とのエピソードは、その頃の空気感や、自分が大切に思われていたことを感じさせてくれる、とても嬉しいものでした。
私は現在、小学生娘と保育園児息子の母です。
とても優しい娘と、とても明るい息子へ。
大きくなった時に、私とあなた達の日々を感じてくれたら嬉しいと思い、綴っていきます。
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