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第4回オンライン珠算大会開催!

コロナ渦の中でも珠算大会を。生徒たちの練習のモチベーションになるようにと始まったオンライン珠算大会。
今年で4回目のNorth West Regional Abacus Contest無事に終了しました!

シアトル、ポートランド、カルガリーの地域大会の位置づけ

前提として、北米連盟の各教室(17教室加盟)各都市の地理的に離れすぎているために頻繁に都市間を往来しにくい(費用的にも、時間的にも)競技大会ができないという不利点があります。北米連盟は各学校が独立運営しており、フランチャイズは一切しておりません。

2020年、世界がコロナ渦に巻き込まれる前に対面大会での地域持ち回り開催が決まっていた3校での開催。実現が不可能になったことでオンライン大会での開催を模索します。 

ポートランド:https://jamsportland.com/
シアトル:https://abacusseattle.com/
カルガリー:https://abacuscalgary.com/

3校ともに塾長が日本出身者という縁、地理的にも比較的近いこともあり、何よりも私がいつも公私ともに色々なアドバイスを頂いてお世話になっている学校です。

コロナ渦で通常の珠算大会も対面クラスもできなかった事もあり、
アプリで家でそろばん、暗算練習、オンライン大会が開催できないかと議論の末生まれたのがAbacutorというアプリ。
アメリカ在住のインド出身のエンジニアさんに開発してもらい、
今大会も裏側では多大なるサポートしてもらいました。

紙と鉛筆は一切使わない

日本での珠算オンライン大会って聞くと、画面越しに繋がっているだけで採点自体は先生の手で行っていると思います。
この大会は採点も含めて紙と鉛筆は一切使用しないです。
表彰の際も、予めインプットしておいた問題の正答数、正答率を基に順位を付けます。
これは4年前にアメリカ在住のインド人の方々が開発したAbacutor というアプリで完結します。

Abacutorとはどのようなアプリか?

Abacutorアプリ開発の出発点は大きくこの3点

  • オンラインで検定試験が受けることができるように開発

    • →北米連盟でもオンライン試験を正式に導入、同じく紙と鉛筆は一切使用しないで完結する

    • 解答入力システム導入

      • →オンライン読み上げ算検定試験セッションや大会などで使用

  • 各家庭で生徒がプリントなしで練習できる

    • →各連盟の学校が生徒に授業内でも家庭での宿題としても使用することが可能

オンライン大会では解答入力システムとして使用します。
予め問題の難易度(桁数、問題数、数字の癖)は運営側で決定します。ランダム数字ではないようにしています。

7級から段位までの8部門:3科目別表彰

  • 掛け算、割り算、見取り算を一括りにして1科目

  • 英語読み上げ暗算

  • 英語読み上げ算

珠算7&6級 5&4級 3,2,1,段 の3グループに時間帯を分けて競技実施。
各グループの読み上げ算と読み上げ暗算は同じ問題を出題、
順位だけを分けます。
例えば7級と6級は同じ問題を解くが順位は関係ありません。

正答数、正解率、各種目別得点数で順位を決めます。
左から、掛け算、割り算、見取り算、読み上げ暗算、読み上げ算
同じ点数であれば正答率が高い方が順位が上となります。
このサンプルで言えば、1番(金)、2番目(銀)は正答数は同じですが正答率の違いで順位が変わります。
正答率等、大会後に生徒と保護者に配布し、どれくらい合っていたのかを確かめながら確認します。


Abacutor 表彰形式サンプル

大会中の運営側はアプリ解答がちゃんと生徒自身で問題なくできているか、読み上げ算問題を間違って読んでいないか等々をリアルタイムで確認しながら(稀にWifiの状態でデバイスにより数秒差が出ることがある)大会の特別司会者の方と連絡を取りながら進行します。

表彰の際にもこの表をそのままスライドショーにリンクされるシステムなので(Abacutorチームが大会に作成)結果発表もスムーズです。
この大会は各塾3校対抗戦も兼ねており、我らアバカスカルガリーは2位!
検討はしたかな・・?と思います。次回こそは是非1位を取ります!

Zoomウェビナーの形で大会は行われ、保護者さんも別室で大会の様子を見る事ができます。
ウェビナー形式だと保護者さん側が多少戸惑うこともありますが、大会前日に同じ形式でリハーサルを行っているため大会時はスムーズに進行することができました。
オンライン大会はリハーサルが必須だと思います。

大会の様子Zoom入室時のカメラはAbacutorの画面を写さなければならないルール

結果発表はオンライン上で速やかに行い、
表彰(トロフィーやメダル配布)は各塾が後日行います。
トロフィーやメダルをもらえる子供達はいつくるかドキドキしながら楽しみに待っていますよ。

ツーネットさんからの特別そろばん型メダル
3位入賞のメダル
すごく大きい2位のトロフィー

カナダにも先日大きくてずっしりと重いトロフィーとメダルが届きました!
我々大会運営側としてもなるべく大きくてずっしりと重量感のあるメダル、大きなトロフィーを作成してます。
メダルやトロフィーが取れた子は次回も、取れなかった生徒たちは今からしっかりと練習してトロフィーとメダルが取れるようにしっかりと練習してもらいましょう!

この3校での対面大会を会場持ち回りでいつかは実現したいと考えておりますが、オンライン大会もなかなかの盛況ぶりです(今年は3校で合計133名参加)対面大会では100名を超える参加者は難しいのでオンライン大会、テクノロジーに心から感謝しています。
今後も継続しながらより良い生徒たちの学ぶ環境の場を作っていきますので応援のほど宜しくお願い致します。


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