見出し画像

トビタテ留学!カナダそろばん留学!

8月半ばから約1か月間ほど、日本からトビタテ留学を利用しアバカスカルガリーにそろばん留学のため男子高校生を受け入れました。

トビタテ!留学Japan

実はトビタテ留学を経て来た学生さんは二人目。
一人目の女子生徒さんは当時(2019年)初めて北米珠算大会をカナダ、
カルガリーで開催。
その時期に合わせて練習&大会の参加する事を主な目的としてカルガリー(大会自体はバンフ開催)に来てくれました。

今回来てくれた一陽君(高校2年生)は私のそろばんの指導部分を主に見学&英語で学びたいということで前回のトビタテ生とは少し趣旨が異なりました。
そろばん教室がない時間にも何かためになる事があればとGlobal Fest(色々な国の文化を紹介する大きなお祭り)で日本の事を説明するボランティア活動をしたりと積極的に活動していました。

https://ryugakuyyc.com/

留学YYC の本田さんにも語学学校の紹介、ボランティア活動の紹介、ホームステイの手配等々も含めたくさんお世話になりました!
同じく高校留学をしている生徒さんとの交流もアレンジして頂きました。


お祭りでのボランティア活動



さて、メインのそろばん教室での視察。
ふむ。。何を見せれば良いのかな~?
気負っても仕方ないので、自然体の教室を見てもらおうと決意しました。

アシスタントなしの私が全部ひとりで1から10まで完結している教室なので隅から隅まで色々見られているようで久しぶりに緊張しました。
聞かれたことはできるだけ丁寧に、なんでこのやり方じゃないのですか?と聞かれたら自分の考えも織り交ぜながら彼に伝えました。
教室のカリキュラムやクラスの進め方の手順、教室運営に関するもの多々ありましたがその中から一陽君から聞かれた質問で印象的だった事を何点か羅列しようと思います。


1.日本語話者の生徒さんは多いんですか?

今では約半分が日本語をお話しする事ができる生徒さんです。その他も含めて圧倒的にアジアにルーツを持つお子様が8割ですが、カナダ人のご両親を持つ生徒さんも2割程度在籍してます。日本語で話しかけてくる子には日本語で話しますが、全体に話しかけるときは英語です。
私が日本語話者であることは生徒も保護者さんも知っているのでと日本語がたまに聞こえるのも普通の環境です。

カルガリー教室で1枚。

2.指の使い方、弾き方は全生徒、教室で統一しないのですか?

10年前、開塾当初は指使い(例えば8+7をする際に10を先に足してから3を引くか3を引いてから10を足すか等々)統一しないと子供たちの技術力も均一に上がっていかないと思い、教室全体で統一を図りながら教えていました。
今では、間違いが多すぎる(特に見取り算)子だけには私が考える一番間違えが少なく、早く計算できるようにと指使いは訂正してます。
仮に指使いがその生徒自身スムーズで早く、間違いがほとんど見受けられなければ何も言わずそのまま訂正してないです。(例えばそろばんで1を引くときに親指の爪部分で引くか、人差し指で引くか等)


せっかくの機会なので息子のそろばん指導は一陽君に任せました!

3.日本語で読み上げ算はやらないのですか?

日本語での読み上げ算(何円なり~で数字を読み上げて計算するもの)は
一切練習しません。
日本語話者の生徒さんは多いですが、カナダは共通語が英語なので英語でしか読み上げ算は練習しません。日本語話者=英語も同じくネイティブスピーカーとして話せるのでわざわざ日本語で練習する必要がないからです。
英語だけしか話さない生徒さんも沢山いるので全体の生徒に話しける際にも英語で進めます。
普通に日本語で返してくる子もいますがその際には日本語でお話しします。


4.何歳から生徒さんを受け入れてますか?

開塾当初は5歳からと設定していました。
4歳はまだスタートするには早い(保護者の方が近くにずっといないと不安でなかなか集中できない、等)お子様もいる場合があるので5歳からに区切っていましたが、最近は4歳から始めたいという要望がとても増えたので
4歳になった際に一度トライアルクラスに来て頂き、その際に保護者さんにどうやってお家での協力してもらうかも一緒に話し合いながらスタートして頂く事で、今は4歳からスタートしているお子様もいます。

日本でそろばんを学んでいる生徒さん、お待ちしております!

トビタテ留学、(文科省の海外交流事業の一環)でとても良い制度だと思います。

生徒さん一人一人の希望とニーズが合うかはわかりませんが、
今後とも日本の生徒さんの希望があれば積極的に受け入れたいと思います。私自身も教室の見せ方やカルガリーの案内、高校生との距離感等々学ぶ事が多かったです。
海外でそろばん教室をしていて良かったな、
生徒さんを受け入れて本当に良かったと思いました。

一陽君、また近々会いましょう!

1か月間楽しい日々でした。君の未来は明るいよ!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?