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オンライン公演『ありのままに生きろ。今』を見て、ド素人が感想言います。

去年の5月に見た公演の感想になる。
なぜ今このタイミングで書くのかというと…

この公演を行った団体 img さんが、今年もまたオンライン公演を行うこととなり、
待ちわびていた方も多いのではないか!!というところ、
出演者の中にコロナ感染者が出てしまったということで、日程が変更になってしまったのだ。
リモート演劇だから出演者が顔を突き合わせるわけではないが、やはり病状や療養ということも含めての対応なのだろう。
ゲネプロを視聴できる等の対応を経て…

本日2月28日、数日遅れて上演初日を迎えることになった!
おめでとうございます!\(^O^)/

私は演劇人でもなければ観劇オタクでもないのに、コロナ禍で配信で見れるようになったのもあり、
この2年は無職期間と重なるにも関わらず、だいぶ観劇にお金を突っ込んできたのもあり、
もう観劇料を絞り出しても絞り出せず、残念ながら今回は泣く泣く観ないことに(TДT

なので、少しでも応援と宣伝を兼ねて、去年の公演がすごく面白かったのよ!!
ってことを書いていきたいと思う。


◆基本情報◆

公演日程 :2021年5月19日~25日(全7公演)
      ※ZAIKOにて生配信上映
視聴料金 :2,500円

キャスト :
神志那結衣(HKT48)、根岸拓哉、青木陽菜、飛鳥凛、
山田あさみ、小磯一斉、池澤汐音、宮田祐奈、天音里菜、青池洋、
須崎真緒、原田達也、山口祐介、月見里りた

脚本・演出:八重島ツカサ
テクニカルディレクター:谷口航季
企画・制作:img


◆MY観劇データ◆

視聴方法 :ZAIKO配信システムによるオンライン視聴
視聴日  :2021年5月23日
他    :後日、データ(豪華版)購入 


◆バブル崩壊時の団塊ジュニアとコロナ禍の若者◆

人生の中で、どちらに進んでいくのか選ぶ場面が多々ある。
受験だったり、就職だったり、結婚相手だったり、フツーの人生の中でフツーに選択している。

逆を言えばその場面では、自分は選ばれるか選ばれないか、拾われるか捨てられるかの立場にも置かれる。
点数によって振り落とされたり、面接官の眼鏡にかなわなかったり…

私はいわゆる団塊ジュニア世代で、受験にしても就職にしても、常に開かれた門戸は狭く、
加えて短大・専門・大学などの進学組は、バブル崩壊をくらって就職活動も苦難しかなかった。

私の夫は、六大学出身であるにも関わらず、なんと30社も面接で落ちている。

本来であれば、明るい未来を想像して、意気揚々と新生活に進んでいくための選択をする場面で、
わりと深刻に辛い状況が周りにあった私ら団塊ジュニア世代なので、
本作品の中にある「選ばれない自分」に対する葛藤については、
視聴者の中に同じ世代がいたならば、きっと思い出す人もいたのではないか。

また、この作品は2019年に舞台上演があったようだが、コロナ禍においてより一層、
若者の現状を反映させることになったのではないだろうか。

自分って何だろう、自分はどう映っているだろう、ここは自分の居場所なのか、この場から自分は切り捨てられないだろうか…
オンライン授業、オンラインミーティング、オンライン面接…そういった画面越しの世界の中で、
本当の自分を隠したり、取り繕ったりもするだろうし、
逆にもっと自分を表現していきたいと思ったりしながら、迷い続けているんじゃないだろうか…


この作品は、そんな人生の局面にいる人達の、「ありのまま」に生きたいと苦しむ、
たった1週間の、でも大きな未来へ続く1週間の群像劇。


しおり役 神志那結衣さん(HKT48)

自分の価値を見出せず、各社のオンライン面接での言葉に翻弄され、自分を見失って、
偽の自分で塗り固めていく就活中のしおり。

また、面接官を担当することで、そういった就活者を相手に、選ぶ側の立場として思いを巡らせることになる薫。

有名監督のオンラインオーディションに挑みながらも、すでに女優としての自分の生き方に疑問を感じてきているカナ。

本当の夢を打ち明けられず、進路についてモヤモヤしたものを抱えながら受験へと進んでいく千夏。

その友達や先輩、妻、親や教師、同僚・上司…様々な人間が複雑に絡み合い、
その誰もが心の中に「ありのまま」に生きることは何かを抱えている。

相関図はサイトを確認してください。


◆出演陣が豪華!◆

まずやはり話題をさらったのは、HKT48の神志那結衣さん。
各種メディアでも取り上げられていた。

私、最近のアイドルに疎くって、神志那さんのことを存じ上げず、
正直最初は期待していなくて…と言ったらあちらこちらから怒られてしまうとは思うものの、
本当のことなので↑書いちゃったわけなのだが…

いや、ごめんなさい!素晴らしかったです!

やっぱりね目をひくんだよね。
でもそれって、アイドル的な可愛さからくるものももちろんあって、それは私個人的には良いことだと思ってる。
だけど、なんだろ、内側からにじみ出てくるものって、別のものがある!って言ったらいいのかな。

知名度や可愛さに頼っていない、気迫みたいなものも感じたし、
たぶん私のようにアイドルかぁという固定観念持つ人も多いだろうから、
きっとたぶんご本人はよく分かっていらして、本当に熱心に取り組んでいらっしゃるのだろう。
そういう誠実さを感じる演技だった。

後から知ったんだけど、HKTってお芝居に力入れてるのかな?
今後の神志那さんも、他のHKTの方々の演技にも、注目していきたい。


また、薫役の根岸拓哉さんは『ウルトラマンギンガ』にて主演、
カナ役の飛鳥凛さんは『仮面ライダーW』にて敵役で出演、
上司関谷役の小磯一斉さんは『シン・ゴジラ』に出演 など、
これまでに数々の活躍をされてきた方が、この作品でもそれぞれの役割を見事に演じられている。


そんな中で、私が大注目したのが、
薫の妻であり、カナのマネージャーで元女優という、複雑な役をこなした天音里菜さん。

お顔が好き♡ とか書くと、令和時代にはクレームがつくかもしれないが、
顔というのは=表情でもあるし、色んなものが表れていると考える。
ツルンとした小さいお顔に、意思のハッキリとした瞳、好き過ぎ。

女優を辞めてマネージャーをしているからには、過去にあれやこれやあったわけで、
それでいながらカナを信じて裏に回っていて、
妻として可愛い笑顔と力強い励ましで薫を支える。

最強の縁の下の力持ち!
私のそばにもいて欲しい~~~(♡▽♡
役柄としても、とっても好印象なわけ。


◆モノステウォッチャーにも楽しめる◆

そして、毎週モノステを見ている者にとっては、もうすっかりお馴染みの俳優お三方が、
アンサンブルキャストとして出演していたことは、語らないでは終われない!

ところで…アンサンブルキャストって…何???(;^_^A

↑こちらの記事を読むと、職人だそうな!!Σ(゚Д゚)

1番分かりやすいところでいえば、1つの作品の中で、色んな役に扮する役者であるということ。
ほほー、なるほど。

で、モノステでお馴染みのお三方が誰なのかというと…

須崎真緒さん、原田達也さん、月見里りたさん!!

作品中も、場面を変え、服を変え、髪形を変え、沢山の場面で脇を固めておられたが、
一番の見せどころ?と言ったら、上演前の「前説」である。

左上より、月見里りたさん、原田達也さん、須崎真緒さん

開場から開始までの約15分間、ニュース番組のように見立てて、作品の楽しみ方などを説明してくれる。

モノステウォッチャーとしては、前説だけでも全部の回を見たくなってしまうかも(^▽^;)


◆一番好きなシーン◆

娘から「どのシーンが1番好きだった?」と聞かれ、答えたのはここ。

劇中に実際に起こったことではなくて、イメージシーンとでも言うんだろうか。
カナが打つピストルに、次々とやられていく。

そこで、前々項でも好きだと書いた天音里菜さん演じる西野奈々佳が、最後に打たれるところ。
好きなシーンはここっ!

娘からは「そこっ?!(°∀°)」と言われましたが、そこです(笑)

あと、プリンを飲み込むシーンがあるので、毎回それはキツイなぁと思いつつ、
残りの公演も頑張って食べてくださいっ!と念を送ったりもした。
前半でもプリン食べてるし、公演中に何個のプリンを食べたんだろうか?!

↑こっちのプリンは瓶詰タイプ。1口~2口食べてる。
↑コッチは有名なプッチン。お二人とも丸飲みする!

他にも名場面沢山あるのだが、今もDVD販売されているので、ネタばらしは最小限にしておく。
スクショOKだったので、いっぱい撮ってあるんだけどね。

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というわけで、
オンライン公演『ありのままに生きろ。今』を見て、ド素人が感想言います。
~自分は自分で生きれているの?思い悩む若者達の1週間の話~
でした。

読んでくださりありがとうございました。

もし、imgさんの公演を見てみたいな~という方は、公式サイトよりご購入ください。

現在公演中の『私たちに明日はある』
本公演は3月4日まで(前・後編、または一挙上演と、日によって違う)。
アーカイブは日数によって金額が違います。
サイトでご確認くださいね。

今回書いた『ありのままに生きろ。今』
DVD またはデータの購入が可能。
それぞれに通常版・豪華版があるので、こちらもサイトで内容をご確認ください。

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