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ベリンガーB2031モニタースピーカー実質1まんえんの実力がなかなか良かったことについて(2023.8.13追記あり)

ベリンガーのパッシブスピーカーB2031モニタースピーカーを手に入れました。

発売は2004年頃で、90年代にスタジオモニタースピーカーの定番であったGenelec 1031Aのクローンと言って良いほど告示したデザインで本家より安く売っていたスピーカーです。

Genelec 1031Aの素晴らしさを語るサイトのURLは次のとおりです。

https://www.maustopia.com/2019/11/07/【音楽:機材】genelec1031aの素晴らしさを語る/

今日のお話しはベリンガーB2031なので間違えないでくださいね。

このベリンガーB2031がオークションで1万円前後というので実勢2.5万円程の後継機B2031Aと迷いながらもB2031をポチりました。

ベリンガー B2031

ベリンガー TRUTH B2031スペック
バスに150W、ツィーターに75Wの2つのアンプを内蔵するパッシブスピーカー
XLRバランス・6.3ミリアンバランス入力に対応
100V AC電源
インプットトリム -6dB 〜 +6dB
パワーモード ON AUTO OFF
MUTE LOW
MUTE HIGH
LOW FREQUENCY 0 -2 -4 -6 dB
ROOM COMPENSATION 0 -2 -4 -6 dB
HIGH FREQUENCY 0 +2 -2 -4 dB
入力抵抗 10kΩ
最高入力レベル +22dBu
スピーカー
高音域用 25mmチタンドー磁性流体冷却
低音域用 22cm(8 3/4インチ)ポリカーポネートダイアフラム
アンプ
低音域 150W
高音域 75W
ノイズ <10dBA @ 1m
クロスオーバー
タイプ アクティブ 4th order Linkwity-Rileyフィルター
クロスオーバー周波数 2kHz
システムデータ
周波数領域 50Hz 〜 21kHz
音圧 最高116dB SPL @ 1m(ペア)
電圧 100 - 120V 200 -240V 50-60Hz
消費電力 210W (スタンバイ時27W)
重量 15kg

B2031が早速届いてみると、15kgという重量級のアンプ内蔵パッシブスピーカー。なんとなればB&Wの706S2と変わらぬ大きさと重量です。

昨今のモニタースピーカーより2〜3回りもの大きさにビックリしました。

とにかく早く音が聞きたいと、左右各々ともにAC100Vの電源を繋ぎ、XLRか6.3ミリジャックのインターフェイスに、とりあえず6.3ミリプラグを差し込みプリアンプから音を流し込んでみます。

適当なスピーカー台が無く、イスと丸テーブルに載せ左右で高さが微妙に違いながら音を流し込みます。

調整なくするとかなりのBASSブースターな偏りがありましたが、裏面のスイッチをパチパチとして音量や音場の調整をすると、ヴォーカル、ベース、ピアノ、トランペット、サックス、ドラム、パーカッション音がしっかり分離して立体的に良く聞こえる上に定位感も素晴らしい。

これが1万円のスピーカーなのか?!
なんなら4本買っても4万円。
これまでの私の悩みはなんだったのだろうか?!というくらい良い音がここにありました。

こうなるとクローンのオリジンたるGenelec 1031Aと聴き比べてみたくなるオタク心です。

電源スイッチの設定をAutoにしておくときは、それなりにスピーカーに音を流してあげないと意図せず自動で電源が切れました。

そこでアンプから音を大きめに流し、リアパネルの入力フリクエンシーのツマミで絞る設定にすることで意図せず電源が切れる問題はクリア出来ました。

ベリンガーのサイトを訪れてみると後継機のB2031PもB2031Aも生産終了してUSB接続のスピーカーがメインになっていました。しかも2.5万円程。いまから買うならこちらかなぁ。

時代は進んでいるのですね。
RCAとXLRでシステム組んでいる私にはむしろB2031のインターフェイスの方が有難いものの、音作りの方にしてみたらUSBによるデジタル接続の方がずーっとクリアに聞こえて良いのでしょう。ただ、作り手であれば必須のシステムも、聞く側ではあえて安さで選んでみても楽しめるものだと今回分かりました。

コントロールアンプMcIntoshのC36を使いました。印象としてB2031の音が良く聴こえたことに少なからずC36が影響していると思われます。

そして、ベリンガーのお話しはまだ続くハズです。。。

2023.8.13追記

ベリンガーの続きのお話しをこのような形で続けることになろうとは思っていなかったのですが、これは記録とお知らせをしておかないとならない事態です。

キャビネットの端から梱包から出す時に剥がれてしまったようです。

MDFに木目合板貼り付け製品の運命でありましょう。

一気に残念な気持ちになりました。

やはり安いには安いなりのところがあった訳で、手離しでおすすめは出来ません。

また、最初は下から上まで解像度が高い音に聞こえていましたが、こちらも聞こえる音が広くはあるが、空間的な深みはそこまでは無く、だとしたら最新のベリンガーや、KEFのアクティブスピーカーもうひとまわり小さいサイズもありなのではないかと感じてきました。

経験して分かってくることもある訳ですね。
賢者のみなさんは経験ではなく歴史に学んでいただけたらと思います。

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