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もしも君がくじけそうになったら


この世に必要のない
人間などいない
君を必要としている人
は必ずいる


もしも

もしも君が
自分のことを少しでも
要らない人間だなんて
思うことがあったら

自分を産んでくれた人が
命をかけて
この世に送り込んでくれた存在だということを思い出してほしい

広い広い宇宙
君は
ちっぽけな存在かもしれない

けれど

体内という宇宙で
10ヶ月も大切に大切に
育まれた命
この世に生まれてから
君は現在まで育てられてきた

人をひとり育てることは
案外たいへんなことだよ

生まれてすぐの君は
泣いてばかり

君を大切に想う人たちは
戸惑いながら
その命を育んだ

人を
たったひとり育てることは
苦労の連続

けれど
君の笑顔ですべて忘れた

幼稚園
小学校、中学、高校。
心配は尽きることがない

勉強のこと
健康のこと
そして友だちのこと

それなのに
君は思春期とやらで
「友だちに一緒にいるところを見られたくないから、離れて歩いて。」そんなことを言うようになるんだ。

ひどいだろ?

何かあったのか
君が怒りを抑えきれずに
壁に怒りをぶつけるときは
はらはらして
大丈夫?
そっとかけられた言葉に
「うるさい。関係ない。」
そんな返事を返すんだ。

ひどいだろ?

でもね
それでもほっとくなんてできない。

だって

君は愛されているから

視野が狭くなるときは誰にでもある。想いに気づけないのは君のせいじゃない

君を見守る人と
一時的に距離ができたのように
感じる時期があるのは
自然なことだ


そして
大人になっても
壁は君の前に立ちはだかるだろう
壁は乗り越えるためにある

もがいているときには
苦しみに終わりがない
そう思い込むかもしれない

大丈夫
終わりのない苦しみはない


誰もわかってくれない
そんな思いにとらわれることも
ある

広い広い宇宙の中
君は一人ぽっちだと
感じることもある

絆は見えない

大切なものは
たいてい
目には見えないんだ


君はちゃんとわかっているはずだ

目には見えない大切なものが
君の周りには溢れている

もしも
もしも君が
自分のことを要らない
役に立たない人間だ

そう感じることがあったら
目を瞑って
見えない大切なものを感じる努力をしてほしい

君は
必要とされて生まれてきた


見えない絆は
ちゃんと君の周りにあるよ

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