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言葉に命を吹き込む


言葉には力がある

本当でしょうか?


何の影響力も
もたない言葉がある

これも真実ではないでしょうか?


世の中に溢れる言葉たち
心の中に渦巻く想いの数々
心に浮かんでは消える感情の波

伝えたい

文章を書くときに
この想いを大切にしたい。
伝えたいから文章を書く。
想いがない文章は
そこに存在するだけの
言葉の羅列。


どうすれば
より伝わるのでしょう。

言葉は生きている

鮮度を失った言葉は輝きを失う。伝える力も弱くなる。

伝えたいときに伝える
それがパワーを最大限に引き出してくれる。
言葉選びも慎重に。




言葉に
表情や彩りをもたせる

言葉を踊らせるイメージ。
リズムをもたせ、緩急をつけて
軽やかなステップを踏ませる。

ときには楽しげに。
ときには物憂げに。
誘うように。
夢見るように。

たとえ話や比喩
体言止めや対句や反復法で

くるくる
ふわふわ

ときには
オノマトペも使って

リズムと感情を連れて
言葉たちが遊びだす。


言葉たちを出逢わせる

人と人を繋ぐように
組み合わせは大事。
お互いを生かす組み合わせに
考えを巡らせる。

言葉と言葉を組み合わせること
それは
出逢わせること。


安定感の仲良しは
わかりやすい。
共感も得られる。
 
たとえば
 
  漆黒の空を蛍がゆき交う

イメージしやすい!

しかし
意外性と不安定さは
新しいハーモニー。
トキメキを生むこともある。

たとえば

  真夏のクリスマス

えっ?どういうこと?
という疑問符を与える。

読む人の心を
ざわめかせるみたいに。

こういう組み合わせも
個人的には悪くないと思う。


言葉たちを並ばせる
並んだ文は文章を作る

文章という宇宙に漂う言葉

言葉と言葉は結ばれて
文を作り
文と文は紡がれて
文章を編む

お行儀よく
時系列を意識して。

ときには
印象的な文章が先頭に躍り出ることも。
どの並びが有用なのか
何度も並び直させる。

並べて
読んで
並べ直して
読んで

仕上げに近づく作業は
自分が読者になったつもりで。


どんな文章も
言葉のひとつひとつが
その根底にある。

言葉に命を吹き込むことが

文章に
耀きを与える

ただ「そこにある言葉」が生き生きした「わたしの言葉」になるように。

言葉に命を吹き込みたい。



  









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