モロッコ_バラ

モロッコ美容~ダマスクローズの香りに包まれて~

一度は行ってみたいモロッコに【バラの谷】と呼ばれる場所はご存じですか?私はモロッコというと浮かんでくるのは、カラフルな食器類や乾燥地帯なのでサボテンはイメージ出来ました。

この【バラの谷】とはどんな場所なのか。それはモロッコの南西部に位置するワルザザードから砂漠地方へ向かう道「カスバ街道」。この一帯は、モロッコの先住民であるベルベル人が、山岳地帯やバラの谷の川沿いに土の集落を築き、伝統的な暮らしを営んでいます。彼らは独自の文化や言葉を持つ、穏やかで誇り高い人々です。ダマスクローズはバラの原生種で、原産は中近東もしくはアジアとも言われますが、フェニキア人により、エジプトやギリシャを経てヨーロッパに運ばれたと言われています。恐らくその過程で、北アフリカのモロッコにも伝播したのではないでしょうか。もともとアストラ山脈からの雪解け水が流れる豊かな川がありました。そこでは必然的に農業が行われ、初めは作物を守る生け垣としてバラが植えられたと言われています。今では世界有数のダマスクローズの産地となっていますが、それが農業の副産物として生まれたのか始まりです。

【魂の象徴】フランスの大企業が、この地のバラを安く買い叩こうとしたとき、誇り高きベルベルの村人たちは、自ら花を切り落として圧力に抵抗した歴史もあります。バラはケラア・ムゴナの人々の魂の象徴ともいうべきものなのでしょう。古くから【バラの女王】と言われ愛されてきました。その香りは華やかで優しい香りを放ち別名香りの女王とも言われています。

【女性が摘むバラ】1年のうち、5月のわずか2~3週間だけモロッコの谷に咲き乱れるバラは、朝早く農家の女性が総出となって香り立つバラのつぼみを、丹精込めて摘み取ります。
地元の人たちの手でていねいに摘み取られた後、昔ながらの方法でローズウォーターやエッセンシャルオイルとなり、古くから地元の人々のスキンケアとして用いられていたのです。

商品によっては、モロッコのダマスクローズは農薬を一切使わない自生しているため本物の意味での天然のバラのものを使っているのでオーガニックでもあるのです。

その香りに包まれてリラックスの時間を作ってみてもいいかもしれませんね。

バラの香りをまとう事で女性としてもいいことが多いんです!

長くなったので次の記事でバラの素敵な可能性を書いていきます♪

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