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性質の違うものが混ざりあう/置きかえて考えると見えてくるもの

油と水。
性質の違うもの。

反発し合う卵とバターを
混ぜ合わせて本生地を作る工程

小麦だけの中種生地に
油分を含む本生地を混ぜる工程

最初は全然、混ざらなくて
本当に生地ができるの?って
不安になったりするけれど

温度を合わせてあげたり
小さく切ってあげながら
焦らず少しずつ、ゆっくりと
馴染ませていくことで

最後はしっかり混ざり合い
強く滑らかな生地が仕上がる

完成した生地を焼いてあげると
ふっくら、しっとりした
幸せのハーモニーを奏でる
美味しいパンが完成するのです

…まるで人間みたいだ。

"自分と正反対だから絶対合わない"

そう思っていた相手でも
性質を理解し、思いやりをもち
ゆっくりと時間をかけて
少しずつ混ざりあい溶けあってく

完璧じゃないからこそ
ないものを補いあう

違うもの同士だからこそ
惹かれあい尊敬しあう

そうやって
今まで見たことのないような
新しいものを作っていく工程は
とても強く、美しく、魅力的で
ワクワクするのです

強い生地が完成したら
もう離れることはない


…なーんて

いつもいろいろ考えながら
お料理しているから楽しい。笑

そんな視点で見ているから
ありのままの姿の中にある"好き"
たくさん見つけるのが得意
です。

いいところも
ダメなところも
全部ひっくるめて
"そのもの"
なんだよね

いきもの、植物、モノ。
目に映る世界でおきていることの
性質や原理、心理などを分析して
身近なものに例えてみる

新たな気づきがあったりして
ストンと入ってくるから
共感できないことも理解はできる

こうやって自分の中に
経験や学び、気づきを
落とし込んでいくのが好き

素材そのものが持つ性質
活かしてあげたい
から

乳化剤や膨張剤のような
化学の力をできるだけ借りずに
個々の持つ性質を掛け合わせながら
素敵なものを作っていきたいな。

お料理も、人間関係も😊

I wish you a happy and Merry Christmas❤
今年も素敵なクリスマスになりますように♪

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