見出し画像

食育を"日常"の中に自然と取り入れる方法/私が3人の子供と実践してきたこと

ある休日の朝。

「お母さん、たまごサンドとフルーツサンドが食べたいねんけど」

「たべたーい!」
「食べに行く?作る?」

うーん。カフェへ家族全員で行くとなると…
みんなで計算してみるとおそろしいことに。笑

「じゃあ家で作ろうか!」

ということで娘たちと買い物へ。

↑お気に入りのエコバッグと娘の自転車♪

買い物のあと
合計金額を割って1人あたりの金額を計算してみると

「こんなに豪華なのに1人300円ぐらい!」
原価計算よくできました😊)

わがやは自分で挟んで作るスタイル。

私はマヨネーズ少なめの、たまごたっぷりサンドが好き♪

トマト大好きの次女はトマトだらけ!笑

長女はこんな感じ😊

みんな思い思いに作って食べて大満足でした♪

その後、食べ終わって余った食材を見た娘がひとこと。

「1人なら外で食べたり、買いに行く方が
材料が余らないし、いろいろ食べられるなー。
だってイチゴとかも1粒では売ってくれへんし」

そうなの!それ大事な気づき✨

レッスンする時や製造時もそうだけど
“材料費”は使う食材の分量に対して原価計算する。
でも少し使うだけでも卵は1パック買う
調味料だってそうなんだよね。

なので何度も続けて同じものを作らなければ
材料費は赤字
になることも。

「〇〇円で作れるのに!」って思いがちだけど
実際に材料を準備してみるとそうじゃないんです。

私の場合は仕事に使うものも、自分が普段から
使っている食材ばかりなので余ったら
おうちで使い切るからいいんだけど。

物事の一面だけを見るのではなく
そういう視点と気づき、大切にしてほしい

うちの場合は子供たちがたくさん食べるので
「それなら、おうちで作っちゃおうか♪」って。

子供たちとのお料理のきっかけはそんな感じで
食べたいものをみんなで作って食べる

レタスを手でちぎったり

いちごのヘタをフォークで取ったりするのは
包丁を使えない小さい頃から任せていたので
あたりまえのように準備してくれます♪

「材料、なにがいるー?」
「どんなフルーツがあう?」
「サンドイッチ用のパン売ってるんや!」
「パン、どのくらい買えば足りる?」
「豆乳ホイップって何が違うの?」
「きゅうり、なんで斜めに切るの?」
「トマトのヘタってどうやって取るの?」
「トマトを潰さずに切るには?」
「ぐらぐらするー!」
「生クリームの固さはどのくらい?」
「疲れた!もう無理ー!どうやったら早くクリームができる?」
「混ぜすぎたらどうなるの?」
「ゆで卵って、どうやって潰すの?」
「パンに挟む量は?」
「どうやったら上手く切れるの?」
「わー!これならトマトも切りやすい!」
「クリーム、サラサラやったのに重くなってる!」
「たまご味見してみたら美味しいー!!」
「早く切ってみてー!!」
「わぁ!断面めっちゃキレイ!!」
「おいしそうすぎるー!!」

…などなど
ちょっとお料理するだけで
質問と発見がいっぱい♪

なにげない会話でのやりとりとか
一緒にワクワクとか感動を体験すること
子供たちはいろんなことを吸収していく。

「教えなきゃ!なにか習わせなきゃ!」

って意気込んで特別なことをしなくても
“一緒に考えたり、楽しむ時間”

日々の生活の中にちょこっと作るだけで
おうちでの食育は充分だと思っています(*^^*)

仕事でも、プライベートレッスンなど
少人数の時は会話の流れで伝えることが多いのですが

「先生、あの時こんなこと言ってたなぁ!」
と、すーっと入っていって記憶にも残るみたい♪

大人数でのレッスンはまだ難しいけれど
個人レッスンはまた再開していきたいな😊

↓子供たちの質問の答えや会話はこんな感じ。

深く聞かれたら詳しく答えますが、
まずは

“興味を持ってもらうこと”
“自分で考えてみること”
“挑戦してみたい!”

という気持ちを大切にしたい♪

********************

「材料、なにがいるー?」

中に挟む具と、パンと、クリームかなぁ。
野菜とフルーツ、何を挟みたいか考えてみて♪

「どんなフルーツがあう?」

クリームと一緒に挟むからクレープに入ってるようなやつは合うんじゃない?
お母さん、いちごとキウイは食べたい!色もカラフルなのがいいかなー♪

「サンドイッチ用のパン売ってるんや!」

そうやで。耳も落としてくれてるから便利やろ?
もしなかったら薄切りの食パンの耳を切っても作れるよ♪

「パン、どのくらい買えば足りる?」

カットしたサンドイッチを1人4つだとパンは何枚いる?
2枚で1組で、それを半分に切るとして…計算してみて♪

「豆乳ホイップって何が違うの?」

生クリームは牛のミルクやけど、これは豆乳が入ってるねん。
だから乳製品アレルギーの人とかも食べられるよ。
お母さんはアレルギーじゃないけどあっさり軽い仕上がりになるから好き♪

「きゅうり、なんで斜めに切るの?」

斜めに切ると面積が大きくなるでしょ?
小さいと、いっぱい並べなあかんから大きくするの。

「トマトのヘタが邪魔で切られへん」

ヘタを下にして切ってから取ればいいよー♪

「トマトを潰さずに切るには?」

包丁の角でちょっとだけ切れ目入れてから切ってみて
そうすると滑らないし、切りやすいから覚えとくと便利よ♪

「トマトが、ぐらぐらするー!」

平らな面が下になるようにパタンって倒して切るといいよ♪

「生クリームの固さはどのくらい?」

サンドイッチに挟むからしっかり固めに作って
ケーキに添える時とかは、ゆるくてぽてっとした感じ。
挟むときは横からはみ出るから、しっかりめにするねん。

「疲れた!もう無理ー!どうやったら早くクリームができる?」

泡立てるの大変やろ?手で立てると結構、腕の力つかうねん。
冷やすと早く泡立つから下に保冷剤、入れてみるといいよ♪

「生クリーム混ぜすぎたらどうなるの?」

ずーっと混ぜてたら、そのうち分離してきて
水とバターみたいなのにわかれるよー♪

「ゆで卵って、どうやって潰すの?」

マッシャー使ってもいいけど、フォークで押しつぶしてもできるよ。
(マヨネーズを入れて混ぜると
「あ!知ってるたまごサンドっぽくなってきた!」
って嬉しそうでした😊)

「パンに挟む量は?」

あとで半分に切るならクリームは少なめの方がいいかも。
切るときに押されて寄ってくるから、端っこは少なめにねー!

↑欲張った私の悪い例(笑)

次女の方が上手!笑

長女のはフルーツが多すぎて落ちてた(笑)

「どうやったら上手く切れるの?」

両端を手で押さえるか、ラップで包んでラップごと切るといいよー♪

「わー!これならトマトも切りやすい!」

でしょでしょ!切れ目って大事♪めっちゃうまいやん!

「クリーム、サラサラやったのに重くなってる!」

ほんとだ!もうちょっとやね♪生クリームっぽくなってきた!
変わっていくと、ワクワクするやろ?

「たまご味見してみたら美味しいー!!」

じゃあそれで完成やね!
味見して自分が「おいしい!」って思うことが一番大事♪

「早く切ってみてー!!」

この瞬間が、たまらんよねー!
どんなふうになってるかなー?(≧▽≦)

「わぁ!断面めっちゃキレイ!!」

わぁ!たまらん💓めっちゃ上手にできたやんー!

「おいしそうすぎるー!!」

さぁ、食べよ食べよー♪

********************

写真を撮ってキャーキャー言っている
娘たちの横で、息子はわき目もふらずパクパク!
「お店みたいー!休日のランチって最高!」
って、にこにこ嬉しそうにしていました😊

これは作った人の特権💓

ぱくっ♪

もしゃもしゃ♪

うさぎさんのような娘たちが残ったお野菜を
全部、おやつに食べていました🐰笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?