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目の使いすぎが引き起こす、子宮の不調

こんにちは。
理学療法士のmikiです。


私の活動のコンセプトは、
【"力み"を手放して"芯"から身体を整える運動で
痛みを我慢するママが
痛み知らずの女性らしいしなやかな心と体を手に入れる。】
です。

みなさんに
もっと体のことを知ってほしいなあと、
そしてもっと運動のハードルを下げて
日々の中で運動を楽しんでほしいなあと思い、
ブログを書いています。


今日のテーマは
子宮と目についてのお話。


目の使いすぎは子宮の負担となり、
子宮の老化を加速させることをご存知でしょうか?

現代では、スマホやパソコンなどの電子機器を使う機会が増えています。

また、情報も溢れるくらい多く、どの情報が正しいのか...頭を抱えておられませんか?

1人目産後、私は情報過多な現状が嫌になり、テレビなし生活をはじめました。

早くもテレビなし生活となって3年以上経過しています。


女性に限らず、現代人は【足腰】を使うよりも、スマホやパソコンで【目】を使ったり【頭】で考えたりすることが多く、その結果目や脳にたくさんの血が使われすぎていて、子宮や卵巣の血液が足りていない人が多いそうです。


みなさん、走ったら疲れますよね?
疲れるので、長い時間走り続けるのは難しいはず。

でも不思議なことに、スマホやパソコンに関しては、使い続けてもそんなに疲労を感じない。
時間を忘れてスマホをずっと見てしまっている、という方もいると思います…(私自身も時々やってしまいます…)。

慢性的な眼精疲労や頭痛がある方は、ある程度目や頭を使うと、『痛み』というかたちで『疲れ』を教えてくれるかもしれません。
しかし、そのような症状がなければ、正直目や頭を使いすぎても『疲れたな』と感じることはあまりあまりないのではないでしょうか?

いつの間にか目を使ってる生活だから、
いつの間にか目を使いすぎてしまうんです。

しかも、実は目を使うことで、知らず知らずのうちに多くの血液を使っているんです。

以前助産師さんから、
『目を使うことが一番血液の消耗をする』
と学びました。

子宮や卵巣以外の場所で血液をたくさん使う。

そして子宮や卵巣に血液が巡ってこない。

となると…
どうなるか想像できますか?

毎月の生理はどうなるでしょうか?


妊娠出産をするとどうなるでしょうか?


更年期にはどうなるでしょうか?


答えは、、、

毎月の生理や妊娠出産期、更年期に心と体に不調が起こりやすくなったり、婦人科の病期に繋がる場合があります。

貧血
冷え性
生理不順
無月経
生理痛
過多月経
不妊
不育
早産
難産
更年期障害…

女性は、子宮に十分に血液が巡ってこそ、女性特有のライフスタイル(生理、妊娠出産、更年期)を快適に過ごすことができます。

だから、子宮に血をめぐらせるために、
女性は特に【目の養生】をする必要があります。

たとえば、
産後の6〜8週間、いわゆる産褥期に『目を使うな』と聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?

私も実際産後に、赤ちゃんのお世話の合間にスマホをつついていたら、実母に『目も休めないと』と言われました。


なんでなんだろう、とは思っていましたが、それはとても理にかなっていることでした。


核家族が当たり前の現代では、産褥期とはいえお母さん方もなかなかゆっくり身体を休める時間がないかもしれません。


休めれるときはしっかり休んでいただきたいのですが…

横になってスマホを触っていませんか?

それ、身体は休まってないかもしれません。


体を横にさせて
【休んでいるつもり】になっているだけ。


本来なら産褥期は横になって身体を休ませ、目を閉じて過ごすことが望ましいです。


眼鏡やコンタクトをしている方はなるべく裸眼で。


産褥期だけでなく、調子の悪い時、生理、妊娠中、更年期...目を休ませるときなのです。


とはいえ、私自身も横になった状態でスマホつついていることがあります。
『あっまた無意識にスマホつついちゃってた!』と。

体を休ませるべきときは、
スマホは違う場所に置いて、
ぼーっと何も考えない時間を作ってみてくださいね。


【目を休める時間をつくることは、子宮をいたわることに繋がる。】
これを知っているのと知らないのとでは、体への労り方が変わってくると思います。

 


また、目を使いすぎることで起こること
あと2つ紹介します。


ひとつめ。

ホルモンバランスの乱れ。

スマホやパソコンを使うことで問題になってくるのが、ブルーライト。

スマホやパソコンのディスプレイから発生するライトで、とてもエネルギーの高い光線なのです。

そのブルーライト、
日が落ちて暗くなってから浴びるとどうなるでしょうか?

太陽光にも含まれる光線なので、
夜も太陽光を浴びていることになります。
そうすると、
本来夜は脳や体が睡眠モードになるはずが、睡眠のサイクルが乱れて睡眠障害が起こったり、体が覚醒してしまって交感神経優位になるなど自律神経の乱れにも繋がり、人間の生理機能に影響を与えます。

また目からブルーライトを浴びると、
ちょうど眼球のうしろにある『脳』に影響が出ます。

専門的な用語でいうと
『視床下部』という脳の一部です。

この視床下部は、ホルモンなどの分泌に関わったり、自律神経系の調節をしたりすることが主な役割です。

女性の心と体を調整する【女性ホルモン】も実は関係があります。


女性ホルモン自体は卵巣から分泌されますが、
卵巣からの女性ホルモン分泌を調整しているのは
実は視床下部。

視床下部(社長)から指令があることで、
卵巣(社員)から女性ホルモンが分泌されます。


卵巣(社員)からの女性ホルモン分泌量を
脳(社長・部長)がチェックしているので、

ホルモンの分泌が減れば増えるように、
逆に分泌が増えれば減るように
脳(社長・部長)が卵巣(社員)に指令を出します。

しかしブルーライトを浴びることで
脳(社長・部長)のリズムが乱れ、
脳からの指令がうまく行かない、ということも出てきます。

そうすることで
女性ホルモンの分泌量が安定せず、
心と体をうまく調整できなくなり、
毎月の生理や妊娠出産期、更年期に不調が生じるようになります。

つまり、電子機器の長期使用により目からブルーライトを取り込むことは、女性ホルモンの分泌への影響もあります。


ふたつめ。

 首の筋肉の過労。


実は、眼球運動と首の筋肉には関連があります。

頭蓋骨と頸椎をつなぐ
【後頭下筋群】(複数の筋肉の集まり)は
眼球運動と関連している

首を動かさなくても、
眼球を動かすことで一緒に首の筋肉を使います。

目と首は離れた位置にあるのに、
一緒に関連して動くなんて不思議ですよね。

日常生活では、
知らず知らずのうちに目を使っています。

【目で何かを見る】ということは、
それと同時に首の筋肉も使っており、
わずかに首の動きも伴います。

【目でスマホを見続ける】ことは、
それらの首の筋肉の過労にもつながり、
結果的に首コリや肩コリに繋がります。

今日は最後に、
目をたくさん使ったあとのセルフケアをお伝えます。
(⬇音声のみです)


今日も最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。

miki.