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【読書感想】ザリガニの鳴くところ

『ザリガニの鳴くところ』ディーリア・オーエンズ

「湿地の少女」と呼ばれた孤独な主人公の少女カイアが殺人事件の犯人とされてしまうミステリー翻訳小説です。

まずこの本を読んだ感想は、えっ、そういう事?と思いました。そして次に自然の描写がとても多かったのが印象に残っています。

湿地の少女と呼ばれるこのカイアは孤独でたった1人で自然の中で生きてきました。
だけど普通の女の子に変わりはなく、大きくなるにつれ身体も成長し恋もします。
湿地帯の大自然で過ごす孤独な日々、そこで出会う愛する人。そして別れ。
色んな人の気持ちが交差していきます。

カイアは生き物がありのままの姿で生きれる場所「ザリガニの鳴くところ」で生きる事を望みます。自然はいつもカイアの側にいてくれました。
そしてカイアは64歳になり、海の上で一人で死んでいきます。
自然はカイアもカイアの秘密も一緒に連れて行きました。

詳しくお話しするのは長いので難しいのですが、これはミステリーになるのかな?と思いました。一人の孤独な少女の生きてきた生涯の物語、という感想を持ちました。確かに最後の最後にカイアの秘密が分かるかので、ミステリーなのかなぁ。これは最後まで読まないと結末は分かりません。

読み終わった後の感想は人それぞれ違いがありそうですね。でも読んでよかったです。少々長くて普段本を読まない方にとっては少し抵抗があるかもしれませんが、映画化も決定していて話題になっている作品のでぜひ読んでみてくださいね。

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