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【読書レビュー】マスカレード・ナイト/東野圭吾

『マスカレード・ナイト』 東野圭吾

マスカレードシリーズ好きで、今回も新田と山岸のやり取りに楽しませてもらった。
犯人はぼんやりと顔は覚えているけど、字で読むと名前だけだから、結局誰だったっけ?ってなりながら読んでた。

ホテル・コルテシア東京で行われるカウントダウンパーティー「マスカレード・ナイト」。
そこに殺人事件の犯人が現れると密告が入った為、今回もここのホテルで警察がホテルマンに扮して潜入捜査が始まった。
怪しい人物がどんどん出てきて、皆が怪しく見える。
三年前の事件と今回の事件は繋がっている。

誰でも人間は仮面を被っている。
ホテルマンとしてその仮面を剝がすことはあってはならない。

「絶対に無理」という言葉をホテルマンとして使ってはいけないと教育された山岸は、客のどんな要望にも応えようと努力する。
その姿も読んでいて感動した。

最後には新田が山岸に向かって「あなたがプロフェッショナルで本当に良かった」の言葉が印象的だった。

たくさんの人が訪れるホテルに色んな人間味を感じれて、そこにホテルマンとしての温かさも感じれて、こんなホテルに泊まってみたいなと思わされる。

次はやっとやっと、新作の「マスカレード・ゲーム」を読み始められる。
読むのがとっても楽しみ。

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