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デューン 砂の惑星/フランク・ハーバート 自宅の書架から その20

1965年米出版。1972年翻訳出版。2002年5月購入。
先週、映画 Dune 砂の惑星 Part2を観て、自宅2階の書架からこの文庫本を探した。先月断捨離した為、見つけられたのは、5冊。(欠けている巻は断捨離してしまったか…ちょほほ。)
デューン 砂の惑星1,2,4、デューン 砂漠の神皇帝2,3[矢野徹訳]であった。断捨離も考えながらしないといけないと気づいた…ちょほほ。
2002年にamazonで購入しているで、再度購入するのも癪なので、図書館のsiteで検索すると貸し出し可能だったので、残りは予約した。

断捨離を免れた「デューン 砂の惑星」

さて、前置きが長くなったが、フランク・ハーバートについてその代表作の「デューン」シリーズについて書きたい。このシリーズはベストセラーの大作で、ヒューゴー賞とネビュラ賞で日本語訳されたもののリストは下記である。


  • デューン矢野徹訳、ハヤカワ文庫SF(1972年 - 1987年)

  • Dune (1965) 『デューン/砂の惑星 1 - 4』(のち『デューン 砂の惑星 新訳版 上中下』酒井昭伸訳 )

  • Dune Messiah (1969)『デューン/砂漠の救世主』(のち『デューン 砂漠の救世主 新訳版 上下』酒井昭伸訳 )

  • Children of Dune (1976) 『デューン/砂丘の子供たち 1 - 3』

  • God Emperor of Dune (1981) 『デューン/砂漠の神皇帝 1 - 3』

  • Heretics of Dune (1984) 『デューン/砂漠の異端者 1 - 3』

  • Chapterhouse : Dune (1985) 『デューン/砂丘の大聖堂 1 - 3』


SF小説としての分類的には、ソフトSFで、科学的・技術的な構築よりも人間的な分野を横断する。哲学・宗教・政治・生態系等が交錯する世界観を提示する。読者はその密林の中を進んでいくことになる。これが1960年代に書かれたことが、驚きである。正にSF界の巨匠である。

手元にある「砂の惑星1」の初めには、砂の惑星の地図が出てくる。その地形、都市、地域等精密に描かれているのだが、彼はこのシリーズを書くにあたり、この地図を最初に造った。彼の創造したその世界の中で、登場する人物は約20名で名と肩書がリストに書かれている。まさにスペース・オペラである。

砂の惑星の地図

どこまで読めるか分からないが、読んでいきたいと思う。

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