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書きたいだけ書く日記 2022/02/20

生田亜々子

「短詩の風」企画に大遅刻、幻影が差し入れ持って、ドイツチームの硬そうなティッシュ、閉会式で『旅愁』が、など。

2022/02/20　Mirage

　息子1、塾。リモート不可で行かねばならぬ授業。一日がかりなので弁当を作る。ベントウ、美味そうに出来た。焼肉（豚）、だし巻き卵、ピーマン＆ベーコン炒め、茹でブロッコリー、唐揚げ1個（冷凍）。ごはんの梅干しは私の作ったもの。子は今、ナーバスな時期で食べるものもとても気にしている。というか、食べもので調子を崩したくないらしい。慣れたものしか食べたくないと言うし、買ってきたものだと目に見えて食欲が落ちる。三つ子の魂百までとは言ったもので、この人は小学校まで、ちゃんと飯を食べるのは私の作ったものとオットの母の作ったものだけだった。結局今もコアの部分はそんな感じなのだろう。自分が食べるものはどうでもいいけれど、子のことなので頑張る。頑張るしかない。そうか、ここが頑張るところなのだなあ、と思う。

　昨夜は毎年参加させてもらってる企画『短詩の風』があったというのに、朝は覚えていたのに余りに体調悪くなったので早く寝てしまって失敗。

　22時22分に同時多発的に短詩のツイートをしてトレンドの風を吹かせようという企画。
主催者の泳二さんのツイートには例年通り、遅刻はありません、いつでも、と書いてあるので、こっそり、翌日なれどハッシュタグをつけてツイート。ふふふ。時間的に全然皆さんのタイムラインに埋もれてるぽいけど、楽しいね。

文字にもしとこ。

目を閉じてまた開く時明るさが増して私にはまだ開くまぶたがある
　生田亜々子　

　かばん〆切日にて、作っていた作品の推敲。同じく俳句スクエア〆切にて、句稿の推敲。

　息子2からのLINE。同室の子と揉めている話をやりとりしていると、ティッシュありがとう、と来た。なんのこっちゃと思ったら、今おとーちゃんが持ってきてくれた、とのこと。オットはまだ別室で寝ているはず。それはおとーちゃんではないぞ、幻影だぞ、と送ると、幻影が持ってきてくれたんだねーという話の流れに。幻影だっつーの、Mirage、存在しないのよ、と言葉を尽くすも全て斜め上解釈で、幻影プレーで持ってきてくれたということにまとめようとする。途中で既読がつかなくなりお手上げ。
　今まん防中で面会は出来ないので、入り口のところで言付けると職員さんが本人に手渡す、というシステム。顔を合わせていないから起きてしまった勘違いで、差し入れは別の子のもの。午後行って訂正しようということに。

　10時過ぎ、雪が舞っていることに気づく。えー、聞いてないよー。2月終わりはとても寒い。つらい。
　昼からオットと神仏詣でをし、息子2に本当の差し入れへ。おとーちゃんの幻影事件、結局、職員さんの勘違いだった。一件落着。

　帰宅してフィギュアのエキシビションを見ながら書き物、調べ物。エキシビションではっちゃけてくれるの、良い。バックフリップ、誰がしてくれるのかわくわくしていたらネイサン・チェンがやってくれた。終わりの方でビンドゥンドゥンが中国選手たちに転がされたり、乗っかられたり散々遊ばれていて面白かった。彼らにとってよく知っている人が中に入っているのだろうな、と推察。
　夜に入って、オリンピックの映らなかったいい話、というのをテレビでやっていた。それに、泣いている高梨沙羅さんにドイツチームの人が慰めた、というエピソードの実際の映像で、差し出されたポケットティッシュがものすごく硬そうで釘付けになってしまった。ドイツにもポケットティッシュあるの？ というか、ものすごく硬そうでもうそれしか頭に残らない。

　晩飯、すき焼き味のしゃぶしゃぶ。そういうタレが売っていた。こういう味はいけない。猛ファイト。なんぼでも食べられる。卵2個完食で終わることにした。家族は私がしゃぶしゃぶ食べ放題でしばしばやってしまう猛ファイトの先をよく知っているから誰もいつもの食事の後半のようにもういいの？ とか言わず、こころよく終わらせてくれた。

　オリンピック閉会式を視聴。今回はBachさんのお言葉の時間は測らなかった。好きにせえの気持ち。気になったのは、演出の使用曲に『旅愁』があったこと。「更け行く秋の夜」で始まるあの唱歌。日本語の歌詞が犬童球渓なので私の熊本出身者アンテナに引っかかってえっ、となったものの、よー考えたら元曲は日本のものじゃないと気づく。しかしああいう場で演奏するほど有名な曲かね？ ありがちな、本国ではそれほどでもなく日本人が好きなだけと思っていた。熊本県南部ではとても有名。秋の演奏会では主催者側から『旅愁』を入れてほしいと要望があるほど。

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