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2022/08/15 忘れて、大騒ぎして、また忘れて

 盆なれど5時半起床。早く起きると季節の移ろいがよく分かる。さすがに夏至から2ヶ月近く経てばもう、日が短くなる方向に変わっていることがわかる。5時半は7月頭ではすっかり日が出ていたけれど今はもう、薄暗い。蝉も鳴き始めるかどうか、といった具合。

 息子1は部活のホール練習のため7時20分に学校集合。ということで本人は6時起床で私は弁当作りで5時半起床ということに。

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 この気温でどんな環境かわからないところに長時間持ち歩く事を考えたら、完全に火を通すものと冷食が安全なのでは、と考えての弁当。ちなみにオットも仕事だ。盆らしさとかゼロ。

 こういう特に早く起きる時に限って前夜、寝に失敗する。寝付けず1時過ぎまでなんとなく目が冴えていたから4時間半寝られているかどうか。息子1は4時半に目が覚めてからずっとうとうとして寝られなかったとか。寝下手親子。遺伝だろうか。祖母も実母も苦労していた。

 終戦の日。時報に合わせて手を合わせる。祖母は毎年「毎年15日は暑い。そして晴れの日が多いのよね。あの日と一緒よ」と言っていた天気、今年は微妙な天気。日が出たり、急に雨柱が見えるほど激しく降ったり。ちょっと変わった祖母の戦争体験はこちらのマガジンへ。3本書いてます。


 昼、冷蔵庫に残り物が何もなく、立ち尽くす。何もしたくない。自分の飯のために時間を使いたくない。残り物があれば適当に出来るのに。自宅にいるとこうなりがちと聞くけれど、ちょっと行き過ぎてきた実感がある。このままで放っとくと行き着くところ、メンタル損なうほどやる気を失ったり、栄養失調になりそうなので、食べたいものを作ることにして色々漁る。

 乾麺置き場から袋の出前一丁を発見。早速作る。ネギを切って卵を落とす。自分のためにするのはこんなことでも面倒くさい。正しい暮らしとかくそくらえだ、と思いつつ。器に移すのも癪なので鍋から食べる。鍋焼きラーメン、良い。

 午後、考えている書物の構想を作っているうちに眠くなって寝ることに。雨降ったしベッドでエアコンなしで寝る。寝れた。寝れたけれど悪夢がひどい。20分ほどでたくさん見た。結論としては暑いところはダメだ。

 手紙いただく。進行中でオープンではない企画なのでざっくりしか書けないけれど、私の関わった企画がかなり遅延しているとのこと。それが感染禍の影響がかなりある模様で、言葉もない。私の託された部分はもう終わっているものの、こうして巡り巡ってこんなところにまで来るのか、と思う。色んなことが感染禍によって思わぬ場所に流されている。

 テレビ、どこのニュースも戦争特集を組んでいる。年々亡くなり少なくなる戦争体験者に危機感を持っているのか、この現状がコンテンツとして売れると思っているのか、多い。ニュースの中にコーナーとして入れ込んでくるのは正しい。見る気のない人の目に入れることが出来る。

 問題は体験者がいなくなった後だと思う。その後もメディアはこれを売れるコンテンツだと思うのだろうか? 結局見せてくれる人がいないと、ひどい目にあった記憶も薄くなっていく。自分が体験した人も、その体験をした人から直接聞いた人もいなくなってからが風化の本番。6年前の熊本地震の時、明治の熊本地震のことを知っている・危機感を持っていた人は皆無だった。誰も振り返らなければ127年でここまで来る。

 これが当たり前なのだと思う。私たちは忘れて、また遭遇したら大騒ぎしてまた忘れる。この感染禍もスペイン風邪の時のように忘れるし、あの太平洋戦争ですら危ないものだと思う。だから歴史は面白いのかもしれない。

 息子1寝不足がたたり、朝8時から夕方6時までの練習で疲れ切って帰宅。ソファーで部活ジャージのまま前後不覚に。

 寝不足はいかん。晩飯、作る気がせずお弁当。ステーキ弁当やビッグカツ弁当、野菜炒めを分け合う。風呂に入って、とにかく早寝のつもりが11時半。

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