見出し画像

2022/07/23 自分の本番じゃないのに

 6時40分起床。寝室のエアコン壊れて2日目。寝室から出ると廊下がすがすがしい。息子1の演奏時用の昼食を作る。

画像1

 おにぎり2個と凍らせたゼリー飲料。後はうちの麦茶。
 息子1はもう全くブレない。ピアノのコンクールキッズだった頃から、本番はおにぎりとうちの麦茶がマスト。これ以上はいらないとのこと。作りながら、これを持ってどこにでも付き人して行ったなあ、と思う。

 〆切が荒れすぎて、ここ数日死んでいた。死んで過ごしていたのでもう3日ほど完全なゾンビだった。小学生時分からゾンビ及び鬼について見識を深めていた息子2の言う通り、ゾンビは死んでいるから知性や判断力が劣る。その残り全てを原稿に注いでいたから、私は日記が書けなかったのだ…

 …という架空日記を書き始めるほどの日々だった。
 そもそも私の頭の中に言葉はない。私はものをイメージだけで把握して考えている。というかそんな意識すら無い。しいて言えば色んな色のついた空気が動いている、というのが私の頭の中の思考。人語に、言語化して取り出すことが話すことであり書くことで。

 頭の中に確かに考えがあるのに、出力が難しかったのが今回。それも昨日には書き上がって、人に読んでもらって文章としておかしくないことを確認して、今日に至る。見返して後は出すばかり。

 今日は吹奏楽コンクール、地区大会かつ九州大会への代表選考会。本人は会場の県立劇場が学校の隣である上に、まだ腹の中の人の時代から通っている県劇育ち、勝手知ったる俺の県劇と自称しているだけあって極めて通常モード。

 私は自分の本番ではどこで何を演奏しようと全く緊張しないけれど、息子たちのことは別。緊張する。なんでだろうね。親って脆弱。もう気が気じゃないし、出来るものならかつてはつながっていたへそから、ピピピと持てるもの全て受け渡したい、と思うぐらい血迷う。

 子の出番は午後なので、まずは喫緊の大問題、エアコンに取り組む。家から見える電機店に走る。エアコン担当さんはとても有能で、私達の様子を見てどう売ったらいいのかわかるのか、こちらも納得できる説明であっという間に機種を絞られてしまう。1時間ほどで決定。取り付け日も3日後。もしかしてかなり待たされるかと思っていたのでよかった。

 お昼、以前短歌の友人が良いと教えてくれた蕎麦屋へ。天ざるをいただく。

画像2

 味は良かった。しかし大将がバイトさんに優しい言葉で確実にキレていてこわい。ただ、バイトさんが色々ひどかったし、大将のそれは日々の蓄積のように見えた。そう見えたけど、こわいもんはこわい。難しいな、と思う。入り口ドアの横にいるゼニガメ(見出し画像の)が愛想よくてかわいかった。

 午後、息子1の本番。県劇の建物に入ったところでチューニングに向かう息子たちとすれ違ってからホールへ。息子の二つ前の団体から入って聞く。もう正直吐きそう。緊張しすぎ。今日は忘れずに持参した双眼鏡で見た。終わった後は、ホワイエで写真屋さんの撮影をして撤収まで見る。高校生楽しそう。他の父兄もみなそうやって見ていた。 

 息子本体は10時頃帰宅。県劇の入口前で猛烈に写真撮影大会をしていたという。学校が横だからってその浮つきぶりに笑ってしまう。自分たちはどうだったかなあと思うと、そういえば必ず何人か、当時の会場である市民会館前にあった噴水に無駄に落ちていたことを思い出す。結局そういうことなのだ。

 もしこれで代表選考会に出られない結果だったら、と思ったら本人に聞くのも憚られ、遅くなるとの連絡にOKを返しても聞けず。もしかして落ちちゃって残念会だったら…などと思って震え上がる。

 結局のところ、金賞で九州大会への代表選考会出場。いつもの年ならここまでは当たり前に行けるというけれど、今回感染者との濃厚接触者となった子が数人出場できず。重要なポジションだったのでそれが欠けて、どうなることかと思っていたので、本当にほっとした。そして緊張したか尋ねると、全くしなかったとのこと。さすがだ。したのは私のみ。

 色々作ろうと思って買って帰宅したというのに、息子1の結果を考えすぎて胃痛で寝込む。ご飯を炊いておかずだけ買ってきて晩飯。



 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?