住宅ローンの返済中に転職をした場合は申告が必要?注意点についても解説します!
「住宅ローンの返済中に転職をした場合は、申告が必要なのだろうか」
このような疑問をお持ちの方は、多いのではないでしょうか。
結論から述べると、申告が必要です。
この記事では、住宅ローンの返済中に転職をすると申告が必要になる理由や、ローン返済中に転職する際の注意点をご紹介します。
住宅ローン返済中の転職に申告が必要な理由とは
住宅ローン返済中に転職した場合、転職に伴って勤務先も変更になるため、住宅ローンを組んだ際に利用した金融機関に申告する必要があります。
この場合、転職を理由に、融資が再び見直されることはありません。
ただし、転職に伴って収入が減少した結果、ローンの返済が厳しくなる場合は、返済方法を見直すというような相談が必要になる場合もあります。
住宅ローン返済中に転職する際の注意点をご紹介!
ここでは、ローン返済中に転職する際の注意点を3つご紹介します。
1つ目は、転職後は速やかに金融機関に届け出ることです。
多くの金融機関では、届出事項に変更があった場合、申告が必要と契約約款に明記してあります。
従って、転職した場合は、所定の手続きに沿って変更を申告する必要があります。
2つ目は、同一年内での転職かどうかで、住宅ローン控除の手続きが変わることです。
例えば、基本的に会社員であれば、2年目以降の住宅ローン控除については年末調整で行います。
もし、年の途中で転職した場合も、年末まで勤務していれば、年末調整の対象となるので、年末に勤めている転職先で年末調整が行われます。
しかし、退職後、再就職をせずに年末を迎えた場合は、退職年に対応する分の所得税の確定申告時に、自分で住宅ローン控除を受けるための確定申告が必要になります。
3つ目は、年収の変化を考慮して、返済計画を見直すことです。
転職によって、収入が安定しない場合や、収入が減少する場合があります。
それに伴って、返済が厳しくなりそうな場合は、借入先の金融機関に相談することをおすすめします。
しかし、月々の返済が厳しくなった場合、最もやってはいけないことは、返済を無断で遅らせることです。
相談次第で、返済期間を延長してもらうことや、一定期間返済額を減額してもらうこともできますので、早めに金融機関に相談することをおすすめします。
まとめ
この記事では、住宅ローン返済中の転職に申告が必要な理由と、住宅ローン返済中に転職する際の注意点をご紹介しました。
ローン返済中に転職し、ローンの返済に悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
経営に活用できる「資金繰り表」を配布しています。
経営コンサルタント 大森雅美オフィシャルサイト
無料でダウンロード頂けます。
<マンガでわかる>誰も教えてくれなかった 資金繰りと事業再生の教科書
大森雅美の新著発売のお知らせです
2024年4月30日に、新刊『<マンガでわかる>誰も教えてくれなかった 資金繰りと事業再生の教科書』(大森雅美 著・英賀千尋 絵)が旬報社より発売されます。
中小企業の経営に最も重要な資金繰りのノウハウをまとめた他にはない1冊です。
社長1年生も、ベテラン経営者も、経理担当者も必読です。
業績が好調な経営者も「転ばぬ先の杖」として。
“生き延びる”ためのノウハウをわかりやすくマンガでまとめた経営の教科書となっております。
著書のお知らせ
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?