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他人の育児話は程よく聞き流すべき、だと思う

育児を初めて、一年が経った。育児を始める前は、人の育児話を喜んで聞かせてもらっていたのだけれど、最近は、育児話の聞き方にも気をつけたほうがいいなと思うようになった。

その元凶は、妊娠中に0歳児の育児を始めた同僚の育児話にある。

離乳食食べ過ぎる赤ちゃんVS食べない赤ちゃん

同僚は、ある日彼の赤ちゃんのこんな動画を見せてくれた。

ベビーチェアに座って、離乳食を食べ終わった赤ちゃんの姿。食べ足りないようで、手に持ったスプーンをテーブルに叩きつけ、「もっと!!」と訴えている姿が写っていた。

あらあら、なんて微笑ましい・・と妊娠中の私は思ったのだけれど。この動画を見せてもらったので、離乳食を食べない赤ちゃんがいるとは思ってもいなかった。

自分の息子が、離乳食を食べ渋る日までは・・・!

離乳食を食べたくない息子の場合、差し出したスプーンを思いっきり平手打ちしてきたりする。息子が離乳食を食べる場面を動画におさめると、壮絶さしか伝わってこないと思う。

離乳食食べまくり赤ちゃんのスプーン叩きつけ動画にある微笑ましさとは真逆・・。

コロナ禍以前の育休とコロナ禍中の育休

同僚の、離乳食食べまくり赤ちゃんは2019年生まれ。新型コロナウィルス感染なんてなかった時代である。

赤ちゃんが生まれて、父親になった同僚は、合わせて4ヶ月の育休を取得。最初の2ヶ月は南イタリアに別荘を借りて、赤ちゃんと一緒に家族でバカンスを過ごしていた。まさに、誰もが出来るならやってみたい理想の育休の取り方である。

生まれて半年ぐらいだった彼の赤ちゃんが、イタリアの海に初めて浸かってギャン泣きしている動画を同僚の育休明けに見せてもらった。

新型コロナウィルスのコの字も頭になかった私は、息子が生まれたら、育休中にビーチリゾートでバカンス過ごしたいなあなんてほのぼの考えていた。

息子が生まれてから、あっという間に新型コロナウィルスは世界中に拡大。コロナ禍前の暮らし方とは、一転してしまった。

私の育休は、ベルリン内を、感染に気をつけながら過ごす毎日。ビーチリゾートどころか、息子に双方の祖父母に会わせることすらまだ出来ていない。

👶

コロナ禍はしょうがないとはいえ、妊娠中に同僚から聞いていた育児話を思い出す度、ほんのりテンションが下がるのである。

助言を求めて聞く育児話は、参考になることが多いと思う。私も、友人に寝かしつけやベビーサークルの選び方の相談をして、友人の意見に助けてもらったことがある。

漠然と聞く育児話は、育児の良い面しか話さなかったりするため、自分の育児体験と比べるべきではないと思う。人々がSNSに人生の良い場面しかポストしないのと同じ、ですね。

だから、私の育児話も程よく聞き流しておいてください🙂

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