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死にたいけどトッポギは食べたい

今日もありがとうございます。
今回も恒例読書感想文のお時間です。

そんな今回はこちら

ぼんやりとしたうつ状態が長く続く「気分変調症」の治療を通して、自分の内面に向き合い、他者との関わり方を見つめ直した日々の記録。
ということで、主に作者が通院していたときの作者と医師の会話形式で話が進んでいきます。

皆さんは、死にたいと思ったことはありますか?
私はあります。理由はなんでかと聞かれると「特に・・・。明確な理由はないけど」という期間が少しありました。

この本のなかでも、共感できるところ、できないところありましたが、共感できて自分の思っていたけど言葉にできない感情をうまく言葉にしてくれる本だなあ。と感じました。

考えが極端だったり、自分のわがままさに嫌気がさしたり、ありのままの自分を愛せなかったり。
そんなことありますよね。
私だけじゃないんだな、と勇気付けられる1冊でもありました。

死にたいけどトッポギは食べたい。
本当にその通りで、死にたいけど美味しいラーメンは食べたいし少し寝たらネイルにも行きたい。時間とお金に余裕があれば旅行にも行きたい。
そんなわがままさでいいんだな。みんなもそんな感じだよね。人間だもん。

そう考えると少し肩の力が抜けていきますね。

少しずつ、本当に1mmでも進んでいたら上出来。
そういう風に、少し自分の背負っている荷物を下ろしてくれる。
そんな素敵な本でした。

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