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ウミガメ保護活動【Tarta Love】

地中海では毎年少なくとも13万匹のウミガメが絶滅の危機に瀕している。
そのうちおよそ4万匹が、誤って捕獲されたり、ゴミを飲み込んだり、船舶の交通による外傷で死亡している。

【Tarta Love】とは、Legambiente(レガンビエンテ)によるウミガメ保護活動のことで、数年前よりAcqua dell’Elbaも共に力を入れ進めているプロジェクト。

<Legambiente>とは?

Legambiente は1970 年代後半にイタリアおよび西側諸国で発展した反核運動にルーツを持つイタリアの環境保護団体。
35年以上の活動の中で、大気質、海洋汚染、海洋ごみに関する多くの環境監視および意識向上キャンペーンやボランティア活動を組織してきた。
ローマとミラノに 2 つの本部、20 の地域調整事務所、および 600 を超える地元ボランティアグループを擁する、イタリアで最も著名かつ広く普及している環境協会である。

Legambiente公式サイト

ウミガメの一般的な産卵の巣作りとしては、ちょうど今の時期の6月から8月にかけて。
メスは海から懸命に岸へと上がり、砂に掘った深さ約1メートルの穴に、ピンポン玉ほどの大きさの卵を約100個産む。

孵化は45日から60日後に起こり、赤ちゃんガメは砂の巣を離れて海に戻るが、生まれた1000匹のカメのうち、生殖年齢まで生き延びるのはたった1匹と言われている。

我々人間がウミガメの保護活動に緊急に取り組むべきことが理解できる現実だ。

Acqua dell’Elbaは、この危機を食い止め、ウミガメ保護活動への取り組みを深めるため、今年も【世界ウミガメの日】である6月16日に≪ISOLA D'ELBA≫を発売開始した。

これは、500mlのルームディフューザーの木製キャップに【Tarta Love】のロゴが入れられた特別製品で、購入金額の15%がウミガメ保護活動の経済支援に充てられることになている。

【Tarta Love】のロゴが入った
特別なディフーザー
Photo by 「Acquq dell'Elba公式サイト」

Acqua dell’Elbaの店舗およびオンラインで販売されているが、生憎日本国内での購入や、オンライン販売での日本への輸送も行っていないのが非常に残念である。

イタリアやヨーロッパにお住いの方、ご旅行の予定がある方は、是非現地にてAcqua dell’Elbaと共に自然への愛に満ちた活動として、ウミガメの健康と生態系の保護に貢献してみてはいかがだろう。

参照 Acqua dell’Elba公式サイト
https://www.acquadellelba.com/en/sezioni/3154-tartalove.html

孵化して海に戻るウミガメの赤ちゃん
Photo by 「Acqua dell'Elba公式サイト」

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