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29歳を綴る(B面)
裏表のある人は
よく嫌煙されるけれど、
いろいろな顔をもつ人は
とてもおもしろいと思う。
そしてわたしは、
いろいろな顔をもつ人に
なりたいと思っている。
いろいろな顔のひとつに野心家、みたいな
そういうガツガツとした一面を
いつも心に携えていたいと
思っているのだけれど、
大小問わず、野心を持ち続けるというのは
えらく体力のいることですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1698015052755-jTheBkFkdN.jpg?width=1200)
生活は基本的に作業の連続で、地続きで、
そこに人間や、思考やら、思想やらが
するすると入り込むと
複雑さを増すのだけれど、
慣れというのはひっそりやってきて
いつの間にか、心も体も安心感に占拠され
当たり前にあぐらをかいてしまって
もっと考えるということを辞めがちで
いやになっちゃうなって感じです。
![](https://assets.st-note.com/img/1698015086906-cvJcu4Fo4E.jpg?width=1200)
何かに疑問を持ったり、
自分の無力さを恨んだり、
何も成し遂げていないことに失望したり、
そういう個人の、
人に話すほどでもない
小さなひっかかりやガッカリが
「もっと考える」ということへの
活力になっていたりするのかも、と
ぼんやり言葉を並べてみています。
今手にしているものに目を向け
嬉しいと、
これで十分だと、
心を満たせることは
本当に美しいと思うけれど、
同じくらい、
足りていないことへの
疑問や苦しみを抱えて
消耗しながら生きることも
美しいと思うので
自分と他人のために
喜んで、思い悩む
そして「もっと考えたこと」を行動にする
そんな時間を過ごしていけたらいいな。
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