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さよなら新聞『紙』 新聞(一般紙)の発行部数は 2028年に2000万部以下へ

2028年 新聞 消滅・さよなら新聞。さよならメディア。「5分後のメディア」「2030年のメディア」。
2019年の新聞(一般紙・スポーツ新聞は除外)の発行部数は3486万部。2030年の一般紙の部数はさらに減少し 2000万部を割る可能性がある。

ニュースの時間です。
一般紙の発行部数は、前年と比較し、約195万部減少し、3486万部でした。現在の減少傾向が継続した場合、2030年までに、2000万部を割ることも予測されます。
日本新聞協会は、2019年度の新聞の発行部数を発表しました。2019年の一般紙の発行部数は、3486万部でした。前年と比較し、195万部の減少。
ピークの2001年の発行部数は4755万部で、この18年で、1269万部の減少となっています。
縮小傾向が明確となったのは、2009年以降で、この10年間で、1000万部が減少しています。2014年は、その年の4月の消費税率アップの影響により、140万部の減少。2018年、2019年は前年と比較し、共に、190万部以上の下落となっています。
2019年10月の消費税率の上昇(新聞は軽減税率適用により消費税率 8%と変化なし)に伴う負担増により、発行部数への影響は避けられない状況となっています。現在の減少傾向が継続した場合、2030年までに、発行部数は2000万部以下になることが予測されます。
さらに、人口減少が進行することや高齢者が介護施設に入ることにより、新聞購読を停止する「介護止め」、新聞のデジタル化の普及により、2030年までに、1000万部を割り込むことも予測されます。
「2050年のメディア」の著者、下山進氏は、現在の新聞紙を巡る環境を、「破滅的縮小」」と表現しています。
以上、ニュースをお伝えしました。

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「2030年のメディア」(Version.1・グラフ 赤)

計算上の予測・新聞発行部数 一般紙のみ(スポーツ新聞を除外)を対象
2019年 3486万7965部 → 2030年 1746万5784部
※計算:2020年は−7%・2021年以降 −6%

年度 発行部数   減少数※ 減少率※
2020 32,427,207 -2,440,758 -7%
2021 30,481,575 -1,945,632※ -6%※
2022 28,652,680 -3,774,527 -11.64%
2023 26,933,519  -5,493,688 -16.9416%
2024 25,317,508  -7,109,699 -21.9251%
2025 23,798,458 -8,628,749 -26.6096%
2026 22,370,550 -10,056,657 -31.013%
2027 21,028,317 -11,398,890 -35.1522%
2028 19,766,618 -12,660,589 -39.0431%
2029 18,580,621 -13,846,586 -42.7005%
2030 17,465,784 -14,961,423 -46.1385%
※2020年を基準

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「2030年のメディア」(Version.2・グラフ 青)

計算上の予測・新聞発行部数 一般紙のみ(スポーツ新聞を除外)を対象
2019年 3486万7965部 → 2030年 967万6464部
※計算:2020年以降、毎年 −11パーセント減少

年度 発行部数   減少数※  減少率※
2020 31,032,489 -3,835,476※ -11%※
2021 27,618,915 -7,249,050  -20.79%
2022 24,580,834 -10,287,131 -29.5031%
2023 21,876,943 -12,991,022 -37.2578%
2024 19,470,479 -15,397,486 -44.1594%
2025 17,328,726 -17,539,239 -50.3019%
2026 15,422,566 -19,445,399 -55.7687%
2027 13,726,084 -21,141,881 -60.6341%
2028 12,216,215 -22,651,750 -64.9644%
2029 10,872,431 -23,995,534 -68.8183%
2030 9,676,464 -25,191,501 -72.2483%

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新聞部数・一般紙(スポーツ紙は除外)
Special Thanks 引用資料:一般社団法人 日本新聞協会 新聞の発行部数と世帯数の推移
https://www.pressnet.or.jp/data/circulation/circulation01.php

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「2030年のメディア」大喜利
メディアの系列化・コングロマリット化・富豪による買収・マスメディア集中排除原則の廃止。
(法改正や定款の変更など多種多様な障壁があるだが)アメリカの潮流に倣うのなら、日本の新聞はいずれ、、、
楽天新聞
ホリエ新聞
村上新聞
やふー新聞
らいん新聞
※メディアの系列化(新聞 テレビ ラジオの完全統合 コングロマリット)
「日本新聞協会」新聞
あさひメディア
よみうりメディア
まいにちメディア
きょうどう新聞
じじ新聞
※ファンドベース
だぞーん新聞
国家による出資の産業再生機構新聞(再生機構ってまだ存在している?)
中華人民新聞
スターズアンドストライプス新聞
日の丸第一新聞
日の丸第二新聞
に変化するのだろうか…

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新聞「紙」は消えて、新聞という概念は残る
25年前の話ですが、大学の講演会で東京工業大学名誉教授の橋爪大三郎(当時は助教授だったと思う…)氏は、
『新聞「紙」は消えて、新聞という概念は残る』とお話されていました。
当時の私にはまったく理解出来ませんでした。現状(概念≒電子 電脳 デジタル化と設定)から推察すると、25年前の点といまの点とがつながった(コネクティングドット)ような。。。

2030年のメディア・AIとマルチメディアジャーナリストの時代


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