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【2021年版】コンテンツマーケティング最新動向

コンテンツマーケティングの積極的に投資をしているか?

コンテンツマーケティングに投資する目的には、バイヤーペルソナとの信頼関係構築、リード獲得数やブランド認知の向上、潜在顧客との接点獲得などがあげらます。

調査結果(世界3,400人を超えるマーケティング担当者を対象)

①コンテンツマーケティングに積極的に投資しているか?
約70%が積極的に投資している

②コンテンツマーケティング戦略の成果の測定に、どのような指標を使用していますか?

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コンテンツマーケティングの成果の指標として、最もよく使用されているのは総売上高である

③コンテンツ戦略では主にどのような媒体を使用しているか?

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コンテンツ戦略で最も利用されている媒体の形式は動画で、ブログやインフォグラフィックを上回っている

コンテンツマーケティングで大切なことは、さまざまなコンテンツの中で、それが自社にとって最も効果的で、目標達成に近づけるかを見極めることです。

コンテンツマーケティングのトレンドは時間と共に変化するが、普遍的な戦略が3つあります。

①作成するコンテンツを「クラスター化」すること
②検索対策重視のコンテンツと啓蒙重視のコンテンツのバランスをとること
③自社が解決できる問題点と発信コンテンツを連動させること

それぞれのコンテンツマーマーケティング戦略について詳しく見てきましょう。

コンテンツをクラスター化し、トピックのオーソリティーを確立する

トピッククラスター戦略とは?

コンテンツを通じてWebサイトのオーガニックトラフィックを増やしたいと考えたときに、コンテンツ戦略が1回限りのキーワードを中心にしている場合、トラフィックの傾向を調整するのに苦労します。
今日の検索エンジンのアルゴリズムは、アイデアの関係を理解しています。潜在的なセマンティックインデックスを使用し、EAT(E:専門性、A:権威性、T:信頼性)を比較検討して、より関連性が高く信頼できる結果を提供します。
よって、個々のキーワードに固執するのではなく、コンテンツ戦略をいくつかのコアトピックに集中させることで、検索エンジンの信頼(及びそれに続くオーガニックトラフィック)を獲得することができます。
→これがトピッククラスター戦略という考え方です

トピッククラスターを作成

トピッククラスターを作成する際は、トピックに関連するあらゆるテーマをカバーすることが重要であります。
・最初に、ターゲットとするメインキーワードに関する「ピラーページ(各トピックの俯瞰図)」を作成します。
・次にクラスター(サブトピック)コンテンツを作成し、ピラーページのコアトピックに関連する具体的な内容を扱った記事を用意します。ピラーページを含む関連するすべてのコンテンツは、内部リンク構造によってクラスター化します。

※下記イメージ

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画像、動画などあらゆるマルチメディアコンテンツを活用する

動画、画像、インフォグラフィック、オーディオなどの「マルチメディアコンテンツ」は、トピックオーソリティーの重要な構成要素であります。すべてのマルチメディアコンテンツは検索順位の向上に貢献します。

検索結果ページには検索者の意図が反映されますが、そのために画像や動画などのコンテンツが優先して表示される場合がある。検索結果にマルチメディアが表示されるキーワードの場合、自社コンテンツにマルチメディアが含まれていないと、表示機会を損失してしまい、検索者の目に入らなくなる可能性があります。

検索順位以外の要素にも目を向ける

検索順位に固執せず、ユーザーの心をつかむよう配慮するのが有効であります。具体的には、自社の独自の意見や見解を発信することが大切です。他社にはないオリジナルコンテンツを作成し、相手の関心を刺激して、対話を巻き起こすことで、熱心なユーザー基盤を構築できます。

おすすめの検索以外のコンテンツ戦略

①アンケート結果や調査レポートなど、自社で直接入手した情報をコンテンツとして提供する

②自社のオーディエンスにとって重要な最新の業界トレンドを、独自性の高いコンテンツとして共有する方法を検討する。
たとえばインフォグラフィックに落とし込むのは有効で、インフォグラフィックは、コンテンツ戦略を担うマーケティング担当者がよく活用しているメディアであります。
インフォグラフィックの参考資料:よく聴いた音楽を年単位で振り返るSpotifyの1年間のまとめキャンペーン

③被リンクの獲得に優先的に取り組み、オーソリティーを向上させつつ業界のソートリーダーとしての地位を確立する。

④パフォーマンスの低いコンテンツを特定し、別のチャネルで共有する。

⑤コンテンツのリライトに力を入れる。
古くなって検索意図とズレが生じたり、正確でなくなったりしたトピックを、検索意図に合わせて修正し、データを更新することで、ブログ記事の鮮度を維持します。

⑥自社ユーザーの興味、ニーズ、課題に沿ったコンテンツを作成する。
これには、スマートコンテンツとパーソナライゼーショントークンをウェブサイトに追加しておくと効果的です。

「コンテンツのためのコンテンツ」作成はやめる

オーガニックトラフィックを獲得するためだけの、公開することが自己目的化したコンテンツの作成は、今や自社のブランド、プロスペクト、オーディエンスのいずれの特にもなりません。
トラフィック狙いのコンテンツの量産は逆効果を生みます。ユーザーの役に立ちながら自社の利益にもつなげるには、自社のビジネスに関連したコンテンツを作成する必要があります。

トラフィック獲得だけを目的としたコンテンツを作成してしまわないよう、そのコンテンツに時間を割く価値があるかどうか、次の手順で見極めます。

①自社のビジネス、業界、製品のいずれかと関係のあるトピックを特定する
②特定したトピックのうち、ユーザーとの関係の深いものを判断する
③最大のMSV(月間検索ボリューム)またはトラフィックが望めるトピックを選び出す

今こそ本質的なマーケティングを

効果的かつ影響力のあるコンテンツマーケティングは、皆さんの会社の今後の成功とマーケティング活動の成長に欠かせません。オーディエンスから最も望まれる形でコンテンツを作成、配信する方法を見定めることが必要です。
オーディエンスの信頼を獲得するには、質の高い、価値あるコンテンツを提供するしかありません。トラフィックねらいのコンテンツを量産するのではなく、自社のブランド、製品、サービスと直接的に結びつくような、有意義かつ有用な情報を提供するようにしましょう。これこそが最も大切な相手、すなわち顧客の心に訴えかける一番の方法です。

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