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どこかへ旅したときのこと

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たまに旅にでます。
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#写真日記

国境を超える列車の窓から

私にとって知らなかった景色を見ることってなんだろう。 今や誰でもどこへでも、スマホでチケットを買えば飛べる。 じゃあ私がこの景色を見る、見なければいけない理由はなんだろう? そんなことを毎回、行き先から行き先への移動中に考える。答えは突然にして出て来た。 移動しながらあれこれ考える、暇(いとま)なこの時間こそが旅の愛おしさなのだ とやっと気づいた。 バスや電車、飛行機で窓の外に広がる景色を眺めながら、 ああ、この先の未来、日本に帰ったら何をしよう… あのひとに会いたい

「卒業」を前に。

学生という枠になんとなくはまって手に入れた自由を片手に、いろんなところへ行った。 どんな未来もこの手でつかむんだ!!なんてクサいバンドみたいな夢をみた。 1秒先に、0.5秒先にやってくる”未来”ってものをあんまり頭で考えずに、いつも自分の外にあるみたいに、夢という言葉に逃げたりしながら。 あの灼熱のフロリダから帰ってきて1年間、正直辛かった。 自分はこの社会のどんな枠にもはまれないんじゃないか、誰かに求められることを望んでいないのだろうか、そういう問いに押しつぶされそうになっ

回想の11枚/Havana, CUBA

⑩枚ちょっとの写真でした。 スクロールする間に、1秒でも止まってくれる瞬間があれば。 10秒でもそれを見てくれたらその写真はとても喜びます。 自分でも覚えてないぐらいたくさん写真を撮ってたよ。 半年以上ぶりにじっくり写真を見て、意外と自分の写真を好きになれたのでよかった。キュー

自由と絶景/Havana,CUBA

                    あるときから、絶景といわれるものを見たいと思わなくなった。 たぶん、三回目に日本ではない国に行ったあたりから。 それは、自分の好奇心がなくなったようで悲しい気もした。そして、簡単に人に言えないことだった、だって話を盛り下げるから。 でも今はそれでいいと思っている。 19さいあたりまでは、きれいな景色や大自然が自分の心を豊かにしてくれるものだと思っていた。とにかく、色んな国に行って色んな景色を見たいと