浅井ねむり

浅井ねむり

最近の記事

ちら裏 : 遠のく程に綺麗な夜景

時間が経過していく中で好きだったことや嫌いだったことの記憶が随分とぼやけてきた。記憶を回想していくにつれ脚色がかりどれが1番近しい感覚だったのか忘れてしまった。かつて撮影したフィルムを現像に出し、手元に戻ってきた写真の中には光に晒されてほとんど何も見えないものと、鮮やかに色づいたものがあった。撮ったはずの景色や人々を眺めても、なぜか他人事のような感覚を覚える。不鮮明な写真の方が今ある記憶の曖昧さをより象徴しているようにさえ思える。カラフルな方は、忘れたというよりかは思い出すこ

    • ちら裏:正常

      正常免許を手に入れたい。正常なんて扱いきれないドデカ単語を使って申し訳ない。自分自身が幸せだろうと感じその幸福感が世間一般に受け入れられる「美しい」という価値観と調和する状態こそが、正常性であると思う。例えば、修学旅行がワクワクするとか彼女が欲しいとか家庭を築きたいと思うことだ。具体的な内容は何であれそれらの価値観を自分のものとしている人々を、メロはとても羨ましく思う。それらの感覚を持つ人を見ても、なんでメロは心からそれらをのぞみ楽しめないのだろうと悲しくなる。孤独感では無く

      • 嘘と真実、メロのゆる~い考察旅行♪(^^*)

        ファンのみんな~!メロだよ(^^)v  先日、田中が「結婚相手を見抜けない奴はバカ」と言っていた。田中っていうのは、10年前から変わらない奴で、常に顔の良い人を妬み、努力と嘆きをはき違えては他人の恋愛を妬んでばっかり。はいぱーまほちゃんが亡くなった話で悲しんでいた時、真っ先にそういうところに目をつけるんだよね。あ、ちょっと話がそれたごめんごめん、ドジっ子でちゃった。  「嘘を見抜ける」そもそも「嘘って何?」って問うのに結構な時間を要したから、その内容をここに残しておく。

        • 混沌とした誠実さ

          私のことを一度でも裏切った人間が許せない。それがいかなる精神障害を抱えていようが生まれ育った環境だとか年齢だとかそんな言い訳は此方が納得できるわけがない。第一それを盾にしている時点で貴方は一生反省も学びすらも出来ない。馬鹿にされたくないのに努力もせず他人のせいにしてばかりいる、虚言の2文字では飽き足らない膨大なストーリーをでっち上げては加害者として言いふらしボロが出て最後は非を認めざるを得ない状況を作り納得する言い訳も用意していない貴方の頭の悪さといったらないでしょう。あるの

        ちら裏 : 遠のく程に綺麗な夜景

          香水

           お上品ぶってみたけれどやはり様になら無い。身の丈に合わないブランド品の化粧品で没個性を振り撒き今日もお化粧をする。Chloeの香水をつけながらスマホを片手に遅刻の言い訳にゆるい絵文字を付け加え送信ボタンを押す。エレベーターの待ち時間、電車のホーム、わたし本当は、高校生の時にドンキホーテで数時間かけて選んだお節介な程に匂いが取れないハート柄のビンのあの香りの方がお気に入りだったなんて事も、目的の場所へ運んでくれる電車が停まれば回想も無かったものにしてせっせと歩く。  自然さが

          メンヘラって言葉が嫌い

          言葉では分類できない感情ってたくさんあるのに、表現的ニュアンスか認知的なニュアンスかも知れない安い言葉で片付けようとする人がほんとうに嫌い。好きな人が多すぎて苦しい、それをメンヘラとか安易なことばで片付ける人間に人生論とか語られたくない。 私の器には入っていない海老の天ぷらをくれる友達、夜中泣きながら電話をしてきた友達、誕生日に落書きの入ったお菓子をいっぱいくれたこと、日本酒を頼みすぎて潰れた高級ホテル、袋に入れてお酒を差し入れしてくれた上司、「わたしは死にたいけど、ねむり

          メンヘラって言葉が嫌い