マガジンのカバー画像

家族のこと

7
運営しているクリエイター

記事一覧

家族のこと5

弟はチック症でもある。

これも、思春期頃の私に出ていた症状と全く同じ
喉を鳴らす癖だ。

私の場合は、祖母に心配され内科に連れていかれた。

マイコプラズマの可能性があると診断されたが、ほんとうは喉の気持ち悪さなんて1ミリもなくて
でもやらないと気が済まない…。言い出せずに誤魔化し続けた。

うまく言葉にできないし、
「強迫観念」というものを認識していなかったので
ただただ、自分がおかしな人間な

もっとみる

家族のこと4

弟の症状では他に
湯船に潜らないと気が済まない というのがあった。

これもまた、強く身に覚えがある
私と全く同じ儀式行為だった。

まさに思春期の一時期だけ。

ある日、音で気づいた私は
湯船に浮遊物があることが耐えられないので「本当に辞めて」と懇願していた。

絶対に潜られては困るので、お風呂の外で聞き耳をたてて監視して
潜っていることがわかると怒り散らした。
----------------

もっとみる

家族のこと3

私には弟がいる。

父は強迫性障害で、私だけでなく
弟にも少し遺伝があったようだ。

といっても、弟は思春期頃に症状がみられただけで
おそらく今はない。

弟の症状は、いずれも私に出たものと同じだった。

まずは口頭での確認。

母親に対し「これで大丈夫か?」を何度も聞き
「大丈夫」が少しでもハッキリ聞こえないと納得がいかず
やり直していた。

こんな考えはよくないと思いつつも
何故私に強く遺伝し

もっとみる

家族のこと2

父は、強迫行為をしている私に対して
「みっともない」「情けない」「心が弱い」と言った。

世代的にも環境的にも、病気対して偏見があるのは仕方なく
娘のことを想って注意していたことはわかっている。

当時はただ、自分が悪いことをしているから
親に注意されているという認識だった。

父がチック症であろうと、自分のこととは切り離して考えていた。

この病気に遺伝的な要因があると知るのは
ずっと後のこと。

もっとみる

プチお話タイム

自分の治療のいっかんで、初期の強迫性障害の息子さんをもつお母様と話す機会がありました。

息子さんのことを凄く心配されていて、まさに″藁にもすがる想い″で
たくさん勉強したり、相談されているようでした。

それまで、この病気について人様に話すようなことは絶対したくなかったのに
お母様と少し話していると、自分の経験談や親に対する気持ちを
次から次へ言葉にしている自分がいました。

自分の経験が少しで

もっとみる

家族のこと1

まずは、父親について。

父は重いチック症です。

顔周りだけでなく、手にも出ていたり
音を鳴らすチックもあります。

誰が見ても明らかなので
仕事に支障がなかったのか少し気になります。
(尋ねたことはない)

父が不在の場で、親戚が陰口を言っていたこともあり
私にとって結構、いや、かなりショッキングな出来事でした。

私自身は、小学生頃をピークにおさまって
今は殆ど症状がありません。

自分で治

もっとみる

音声をとってみた(親とのことなど)

音声をとってみた(親とのことなど)

00:00 | 00:00

※試聴版です。オリジナル版(08:25)は購入後に視聴できます。

この病気に関して、よりプレイベートな話をしたかったのですが
少し勇気がいたのでクローズドな発信にしてみました。

また、動画に興味があるのですが
これもなかなか勇気がいるので、まずは音声だけでチャレンジしてみようと思いとってみました。

慣れないのでお聞き苦しいかと思いますが
よろしくお願いします。