見出し画像

コカ・コーラ実験 aaa血糖値日記②

前回の日記

これは血糖値リアルタイム測定器(リブレ)をゲットした健康体のアラサーが健康に悪いと噂のコカ・コーラだけで1日を送った記録だ。

糖尿病患者が恐れおののき震え上がる、コカコーラがぶ飲み生活が及ぼす影響を少しでも知りたい


一般的に固形より液体で摂取する方が同じ糖質でもあっという間に身体に回って、よりダイレクトに血糖値を上げるとの噂だけれど本当だろうか?

しかし令和のコカ・コーラは種類がある。

果糖ぶどう糖液糖と砂糖がガッツリ入ったお馴染みの赤ラベルと、
砂糖が入ってないカロリー0である。

黒ラベルはスクラロース、アセスルファムK入りでカロリー0

赤ゴールドラベルは黒ラベルからカフェインを抜いたもので、夜でも飲めることを売りにしているらしい。

トクホの白ラベルは、黒ラベルにアスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物を添加したものでこちらもカロリー0である。

アスパルテームは砂糖の約200倍の甘さをもつ甘味料なので、アスパルテームを加えることで他のアセスルファムK、スクラロースの量を減らしているのだろう。

血糖値は糖質、つまりは砂糖に反応するが、それを代替したものではどう反応するのかも気になる。
とある本には甘いものを飲んだのに上がらない血糖値に脳が混乱を起こす、みたいなことも記載されていたけれど、身体は反応するのだろうか?

ルールは至ってシンプルだ

・生きるために必要なカロリーだけ、赤ラベルのコカ・コーラを摂取すること。

・喉の乾きはカロリー0のコカコーラで代替すること。

この2点だ。

ちなみにビタミンやタンパク質などもこの日は摂取しない。
そして栄養を液体の砂糖に頼ることとなるため、この生活は危険である。自己責任で。

カロリーと計算

前夜の体重と摂取すべきカロリーから赤ラベルをどれくらい飲んでいいか計算しよう。

基礎代謝低い...

成分表については末尾に載せておくが、赤ラベルは100ml当たり45kcalである。
1061kcal ÷ 45kcal= 約23(100ml)

つまり私は1日で最低でも2300ml赤ラベルを飲むこととなる。

これは基礎代謝なので、体重維持するなら1800kcalまで摂取してよい。
計算すると1800÷45=40(100ml)つまり4LまでOKということとなる。

黒ラベルとトクホと赤ゴールドラベルはカロリーが無いため自由に飲むこととする。

今日のごはんたち。

トクホは470mlだが、他は全て500mlである。
あれ?トクホは30ml少ないの?

ほんとだ!少ない!

白ラベルは同じボトルを使いつつ、減った内容量を隠すために全体を覆ってるのか!
しかも白という膨張色のラベルを使うことで黒く引き締まって見えるコーラに対して減った量をカバーして見せつつ、健康に悪いという黒いイメージをホワイトにするというメッセージをも私には感じてしまう。
関係ないけど、碁石も白の方が若干小さい。
目の錯覚を加味して加工されているのだ。

そんなコカコーラの作戦を勝手な妄想で楽しみつつ、実際に30ml減らしたら15.6本につき1本余分にトクホコーラが生み出せる現実はどう利益に影響しているのかなぁ?などと血糖値とは脱線して想像を巡らせてしまうのである。

特許を取ったり、ボトルラベル面積を増やしたり、難消化性デキストリンを加えたり、赤と黒ラベルよりは認知度的に売れないとの予測から減らさざるを得なかったのだろうか。
気になるけど、まぁいいや

前置きが長くなったけれど
コーラ生活始まるよー!

朝食

お腹すいたなぁと思うと80~70くらいの血糖値
君に決めた!
ごきゅごきゅ、、あ...
カフェインと糖分が起き抜けの身体に染みる

よし、コーラを500ml完飲した。

今から日本の伝統芸能、ゲップをせずに山手線1周を言い切りげぽぉ...

芸人さん凄いなぁ。

さて。血糖値はどうなっただろうか?

一気に直角上昇をはじめた。
1口目を飲んだ後からおよそ40分でピークに達する

吸収しやすい水分で糖分を摂取すると、急激に上昇するなぁ。

収まった。

ちなみにコカコーラ500mlで225kcal摂取した。
糖質は100mlあたり11.3gなので×5=56.5g
(カロリーは糖質量に4を掛けると算出されるよ。)

そして子ども達の朝ごはんとして血糖値上昇中にサンドイッチを作った。私は食べない。

スモークサーモンとカニカマたまごサンド

絶食ダイエット中だと自分が食べない食事の用意というものは苦痛で仕方なく、匂いや作業工程に食欲という本能が刺激されて理性が吹っ飛ぶのだが

血糖値上昇中の時に食事を用意すると自分自身の身体は糖で満たされているからか、全く食べたいと思わなかった。

飢えは欲求を衝動に変えてしまって危険である。
これは食欲に限らず、様々なことに言えるだろう。

コーラを飲み終えてから60分で血糖が処理された。

さて、これから子どもの発音トレーニングをするために病院へ向かうとする。
軽い運動に入るだろう自転車を漕ぐのだ。

低血糖アラート発動!

もうこれは血糖値スパイクと言っていいのではないか?

血糖値スパイクとは食後の短時間に血糖値が急上昇することだ。
グラフをみると棘(スパイク)の波形となる。
放置しておくと動脈硬化が進みやすくなり、心筋梗塞、脳梗塞、がん、認知症などのリスクが上昇する。


急激に上昇した血糖を処理するためにインスリンが分泌され、運動、と言ってもたった15分の電動自転車を漕いだだけで病院についたら低血糖になった。

手が微細に震え、冷や汗、気分が悪い。

体感的にこのまま昼食まで待っていたら倒れてしまいそうだ。


例えば学生が、寝坊して朝ごはん抜きだけどカロリー欲しいから自販でコーラ買っていく!みたいなことはきっとあるだろうが、飲んだ瞬間は良くても、1時間後はかなりつらいはずだ。

低血糖で本格的に具合が悪いので急いで持参したコーラを飲むこととする。

朝食コーラで225kcal摂取しているにも関わらず
とてもお腹がすいた。

コーラ生活をはじめた瞬間から血糖値に振り回されていて焦る。大丈夫かなぁ?

血糖値について

高血糖よりも低血糖の方が危険度は高い。

低血糖を起こすと、血糖値を上げようとして交感神経が活発になり、アドレナリンなどのホルモンが大量に分泌されるようになります。交感神経が活発になると、下記のような症状が現れます。

吐き気
気分不快
不機嫌
発汗
動悸(心臓がどきどきする)
ふるえ
など

さらに、視覚の異常、意識障害、けいれんなどが起こることもあり、重症例では死に至ることもあります。

メディカルノートより

吐き気、気分不快、不機嫌、発汗、動悸(心臓がどきどきする)、ふるえ全ての症状が発現したが、コーラを少し飲むことで落ち着いた。

血糖値が70を越えると震えも治まる。人体の不思議

きっとこの様な急激な症状が「清涼飲料水は飲むな!」という健康界隈の意見に繋がっているのかもしれない。

ちなみにコーラ一気飲み山手線芸人さんは、カロリー0(糖質0)のものでチャレンジをしていた。
おそらく最初は赤ラベルを使っていたのではないか?
血糖値の乱高下で具合が悪くなる事に気づいたのならば、0カロリーコーラを利用するのは血糖値に優しいはずだ。

お昼

血糖値の乱高下を見越して低血糖にならないように、コーラを飲んですぐ上がる血糖を運動で消費しようと思う。

また一気飲みは辞めて3回にわけて約150mlずつ飲んでみた。


血糖値を緩やかにしようと思って少しずつ飲んでも
急激に下がるらしい。


お腹がすいた...けれど飲みたくない。

3本目に手を伸ばす。
でも何故かあまり飲みたくない。

コーラでカロリーを摂ることに気分が乗らない不思議な感情が芽生えて、ため息、いや、ゲップが出る。

歯の表面がキシキシしたテクスチャーになって、低血糖で若干震えがきてるのにコーラを身体が全力拒否している。

500kcalを越えたところだろうか。

子どもたちのためにお昼ご飯に天ぷらを揚げて温かい蕎麦を振舞ったが、朝と違い「私も食べたいなぁ」という衝動に駆られるが、なんとか我慢してコーラを飲む。

血糖値の状態は下降時だった。

ちなみにコカコーラを飲んでいるから喉は全く乾かないので、カロリー0系には手が回りそうにない。

と言うより、もう別にカロリー無いならコーラ飲みたいなどとは思わない。
コーラDayチャレンジを始める前とはかなり心理状態が異なっている。

固形物が食べたいなぁ。

ギブアップ

飲めない自分にびっくりする。
おそらく無意識下で「飲んだら急激に血糖値が上がって、下がって、また体調が悪くなる。2度も数時間内に低血糖に陥っているんだぞ」という学習がなされたのかもしれない。

空腹で3本目に手を伸ばしてから1時間が経過した

コーラが減らない。

コーラを飲むよりも体脂肪を燃やした方がマシという結論に
身体が至ったのかもしれない

コーラがぶ飲みすると具合が悪くなるので、マクドナルドに行こうと思う!

許して欲しい。
液体摂取の血糖値乱高下が思いのほか結構キツイのだ。

集中力も切れて、隙間時間に勉強しようとする気力も奪われた。

だから固形物を求めて急遽マクドナルドに行こうと思う。

血糖値がまだ少し高いうちに動かないと、コーラも飲めなくなってしまった今、次のチャレンジに移行しないと危険と自己判断した。


これでコーラDayチャレンジを終了する。
くれぐれもがぶ飲みに気をつけてほしい。


~完~

コカ・コーラ成分表

栄養成分表示
100ml当たり
エネルギー 45kcal
脂質 0g
食塩相当量 0g
炭水化物 11.3g
たんぱく質 0g

原材料名
糖類(果糖ぶどう糖液糖、砂糖)/ 炭酸、カラメル色素、酸味料、香料、カフェイン

アレルギー特定原材料:なし

栄養成分表示
100ml当たり
エネルギー 0kcal
脂質 0g
食塩相当量 0.01g
炭水化物 0g
糖類 0g
たんぱく質 0g

原材料名
炭酸、カラメル色素、酸味料、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、香料、カフェイン

アレルギー特定原材料:なし

栄養成分表示
1本470ml当たり
エネルギー 0kcal(※100ml当たり)
脂質 0g
食塩相当量 0.08g
炭水化物 5.2g
糖類 0g
たんぱく質 0g
食物繊維 5.2g
カフェイン 45mg
難消化性デキストリン(食物繊維として) 5g
糖質 0g

原材料名
食物繊維(難消化性デキストリン)/ 炭酸、カラメル色素、酸味料、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロース)、香料、カフェイン

アレルギー特定原材料:なし

関与成分

■許可表示
難消化性デキストリン(食物繊維)の働きにより、食事から摂取した脂肪の吸収を抑えて、食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにするので、脂肪の多い食事をとりがちな方、食後の血中中性脂肪が気になる方の食生活の改善に役立ちます。

■1日あたりの摂取目安量:
お食事の際に1本(470ml)、1日1回を目安にお飲みください。

摂取上の注意:摂り過ぎあるいは体質・体調によりおなかがゆるくなることがあります。多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。

栄養成分表示
100ml当たり
エネルギー 0kcal
脂質 0g
食塩相当量 0.01g
炭水化物 0g
糖類 0g
たんぱく質 0g
カフェイン 0mg

原材料名
炭酸、カラメル色素、酸味料、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、香料

アレルギー特定原材料:なし


次回の日記

本が欲しい