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ハイスペ、バリキャリについて感じること

こんにちは。婚活界隈ではハイスペ:ハイスペック男子、バリキャリ:バリバリ働く女性、そんなワードをよく目にします。私はここになんとも言えない違和感がありまして、なんとなく解きほぐせてきたので言語化していきたいと思います。

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■そもそもハイスペ、バリキャリとは?

さてまず、ハイスペとは

年収が高い
高学歴である
身長が高い
コミュニケーション能力が高い
常識・マナーが備わっている
容姿が優れている
家事・炊事ができる
2ヶ国語以上話せる

のことを指すようです。つまり、身長や容姿が含まれている時点でかなり遺伝に依存しますし、色々なことをこなせないといけないようです。

そして、バリキャリとは

キャリア志向があり、昇進や昇給に意欲的

という特徴があるようです。こちらは「意欲的」であるだけで条件として備わっていないと指さない訳ではなさそうです。

私の感覚としては婚活の文脈においては男と女みたいな対称の言葉かと思っていましたが、男性は備わっていなければ当てはまらない、女性は意欲があれば当てはまると、ちょっとニュアンスに差があるように感じました。ハイスペは女性から求められるものであり、バリキャリは女性自身がそういうキャリアを歩みたいと考えているもののように思います。

とはいえ、私の感覚ではどちらとも仕事を頑張って稼いでいるイメージなので、そちらをベースに進めていきたいと思います。

(すみません、出典のURLを貼るとなぜかエラー出るんでやり方調べて後ほど編集しておきます)

■自分で言ってしまうのはどうなんだろう?

ハイスペであっても、バリキャリであっても少なくとも仕事を頑張り、それなりに収入が高い傾向があることは共通項目だと思います。しかしながら、自らそう言ってしまうのはちょっとどうなのかなと感じる部分もあります。

仕事ができるといっても、そもそもそれはどんな尺度で導いたことなのでしょうか?その人一人で成し遂げていることなのでしょうか?その売上額は誰の助けも借りずに達成したのでしょうか?

私は仕事は多くの人の協力(もちろん取引先を含みます)があってこそ成り立つものだと考えていますので、成果は決して自分だけのものだとは思いません。もちろん、自分が先頭に立って引っ張って行った、などの自負を持つことはいいことだと思いますが、自分が自分が、となると協力してくれた方々を蔑ろにすることになるように感じます。

つまり、自らハイスペ・バリキャリと言ってしまうことによって自分勝手というか、人より仕事ができていると錯覚していることを宣言してしまっているのではないかと感じています。

私は過去に製造関係に携わっていたことがあります。そこでは生産する方はもちろん、出荷や受発注を行う方などの様々な協力を得て、営業である私は売上を立てることができていました。売上額自体はかなり大きかったですが、関係する方々のおかげでしたので機会があればなるべく現場に赴いて出張で買ってきたお菓子を配ってはお礼を言って歩いていました。
自分一人の力ではない、ということは常に頭に置いておかないといけないと考えています。

■会社という看板がなくなってもそれだけ価値を出せるか?

売上を出していてもそれは所属している会社のリソースを使っているだけですし、給料も成果よりもどんな業界でどんなポジションにいるかで大きく変わってきます。つまり、ハイスペでもバリキャリでも会社という看板がなくなったとしても、同じように価値を出せるかというところは同じでしょう。

私は会社の仕事以外にも、ここに考えたことを書くことはもちろんですが、他にも色々な活動をプライベートで行っています。それは会社という看板がなくなったとしても自分の市場価値を保てるようにと考えているからです。

仕事一辺倒の生活もとても素晴らしいと思います。ただ、会社というコミュニティの中だけで満足してしまうのはもったいないですし、外から刺激を受け入れて、巡り巡って仕事に新しい視点を取り入れることができると考えています。つまり、仕事とプライベートの両輪で価値を出せるように取り組むことこそ、これからのハイスペ・バリキャリのあるべき姿なのではないでしょうか。

■手段と目的と時間

会社にしろプライベートにしろ、価値を出すことはとても大切ですが、それが目的になってはいけません。それらはあくまでも手段です。ハイスペだろうがバリキャリだろうが、誰でも自分がなりたい像がきっとあるはずです。それに向かうことは素晴らしいですが、お金や地位など目に見えているものをゴールに設定してしまうと、それが達成された時に自分のやりたいことはそれなんだっけ?とわからなくなってしまうような気がしています。

特に婚活では、ハイスペもバリキャリも一つのラベルでしかありませんし、それになっているからといってすぐ結婚できる訳でもありません。あくまでも入口の一つである、と自覚しておく必要はあると思います。

また、特に収入面ですと年齢が関わってきます。新卒と社会人10年目では収入に大きな差が出ます。さらに10年経つともっと差が出るでしょう。あまりにもハイスペ・バリキャリという言葉や目標に縛られてしまうとどんどん時間ばかりが過ぎていき、気がついたら結婚適齢期を逃しているかもしれません。

今、この時点でハイスペ・バリキャリではなくても将来的にそうなっている可能性がありますので、今で判断せずに将来どうなっていそうか?という視点で色々な人を見ていくことが大切なのだと思います。

■最後に

ハイスペ・バリキャリはあくまでも考え方やラベリングの一つでしかありません。それに、ぼんやりとした自分の考える優秀な人物像なので定義も曖昧ですし、一人で仕事を成しえることもできません。
大切なことは、周りの人に感謝してコツコツと信頼を積み重ねて、会社がなくなったとしても自分の価値を出せるように努力していくことだと思います。

また、本当のお金持ちは自分のことを金持ちだとは言いません。言ったところでねたまれるだけだと理解しているからです。ハイスぺ、バリキャリはステータスのことを指すのではなく、その人の良さや上品さ、意識の高さなど、内面的なことを指すようになったらいいなと感じるこの頃です。

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