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男らしさも、女らしさも。

こんにちは。最近はよく男らしさや女らしさについて考えることがあります。別にそれらを意識していなくても生きていくことはできますし、囚われるのも個人の自由だと思います。しかしながら、持ち合わせることで生きやすくなることもあるなとも感じています。今回はそんなことを書いていきたいと思います。
ここでは男らしさとは、女らしさとは、という具体的なことは語りません。あくまでも言葉として、概念としての意味合いになります。

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■「らしさ」は刻まれた先人の知恵

人間もヒト属に分類される動物の一種です。すなわち、他の生き物と同様に環境に合わせて成長し、つがいとなり、子供を産み育て、自分の一生を終えることが定めだと私は考えています。
はるか昔に生物が誕生し、今まで様々な淘汰があり、生き残っているのが私たちです。生き残るための術はたくさんあるかと思いますが、そのうちの一つが男らしさ女らしさではないでしょうか。

例えば、クジャクの雄は綺麗で立派な羽を持っています。それは肉体的に健康であり、力のある証拠でもあります。クジャクにしてみれば、これこそ「男らしさ」なのでしょう。

人間はクジャクと違い、肉体よりも知能を発達させることで他の生物と差別化するように進化してきました。そのため、文化や地域が違えば「らしさ」は変わってきます。しかしながら、どれも人間という生物が淘汰されないように語り継がれてきたことです。

つまり、男らしさ女らしさは先人たちから生き残るために受け継いできた知恵のことなのではないかと考えています。

■「らしさ」という指標があるからわかりやすいのでは?

そんな先人の知恵である「らしさ」という指標があるからこそ、それに沿って自分を最適化していくことこそが、人間が生き残っていくために一番簡単なルートなのです。別の言葉を用いるのならば、人生というゲームの攻略本(最近だと攻略サイトという方が合っているかもしれません)とも言えそうです。
私も、自分自身男らしいと思えて自信がある時に彼女ができていたり、女性と上手くコミュニケーションを取れていたように感じます。

たまたま私は交友関係が広かったこともあり、年齢関係なく「あの人かっこいいな、参考にしよう」と思える人がたくさんいました。そうやってたくさんの人の指標を、自分が理想とする姿に取り込むことで自分オリジナルの「らしさ」を作り上げていきました。

そのような、色々な人の「らしさ」を見て参考にすることも、インターネットや書籍などから「らしさ」を参考にすることもできるため、「らしさ」とはとてもわかりやすい指標なのだと思います。

■「らしさ」の見方を変えてみる

一方で、男らしさ女らしさという言葉に悩んだり苦しんだりする方がいることも理解しています。私もそれで苦しんだ時期もあります。

しかしながら、有難い?ことに人間にはクジャクと違い、これだけが男らしさ、というようなことはありません。私が今まで接してきた人たちでも恐らく誰一人として「らしさ」が被っている人はいないように感じます。

つまり、一人一人の「らしさ」の解釈が違うことが当たり前でそれが「自分らしさ」になるのではないかというのが私の仮説です。そのようにちょっと見方を変えてみるだけでも、私自身、肩の荷が降りたように感じましたし、自分と向き合うきっかけもできました。そうやって自分が人に誇れるような人間になれる努力をすることで、より自信を持つこともできました。

「自分らしさ」を見つけるために、自分と向き合うことはとても苦しいです。しかし、それさえ乗り越えてしまえばとても心地よく、自分の歩むべき方向がなんとなく見えてきます。

■最後に

私は、男らしさ女らしさから降りていい、という現代の風潮にはあまり賛成できません。それは冒頭にも書いたように、人間が生物として生き残っていくには必要なことだから、と思うからです。
そして、らしさから降りている人が増えていることも周囲を見ていて感じます。それに関しては個人の自由なので、私がどうこう言うことではありません。

しかしながら、そういう現代だからこそ、男らしさ女らしさに改めて目を向けて「自分らしさ」に昇華できると希少価値が高まると思います。

様々な情報が飛び交う中で我々は生き残って、子孫を残し、たくさんのことを後世に伝えていくことが、数億年という生物の歴史の中で自分ができるほんの少しの貢献だと私は考えています。

スケールの大きい話ばかりで恐縮ですが、そうやって先祖が紡いできた歴史を自分もまた紡いでいく一人となれたら、と思う最近です。

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