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3DプリンターでMPC疑似ファットパッドの製作

はじめに

どうもA0(えーぜろ)です.

突然ですが私は主にMPC2500を使ってビートを作ってます.

MPCってなんだって方は「MPC 楽器」で調べてみてください.「MPC」で検索するとモデル予測制御が出てきます.

まあそんなことは置いといて,,,

まあ,ビートを作ってる最中に思ったことがあって

「MPCのパッドって硬くね?」ってこと

MPCのパッドは

MPCのパッドの断面

こんな構造をしていて軽く押しても反応するメリットがある一方で反応するとこが硬いせいでめいいっぱい叩くと指で机をぶっ叩くのと一緒で長い時間作業していると結構痛いんですよ.

そういう人が多いせいでサードパーティーのファットパッドなるもの(叩くとこを厚くして衝撃が少なくなるパッド)が売られてる始末.

僕もこれほしいんですけど,今円安で13000円するんですよ.(そのうち送料が半分.”嘘みたい!”)

そんな値段払うのはバカみたいなんで閃きました.

そうだ.自作しよう.


そんなこんなで3Dプリンター(以下プリンター)で作ることにしたんでまずモデリングする.こういうのつらつら書くの面倒くさいですね.


MPCのパット

分解して寸法測ってモデリング

ファットパッド仕様になってますね

パッドは柔らかいだろうということでOVERTUREのTPU(amazon)を買って印刷.

3Dプリンターは別で話したいことがあるんで機種とかはヒ・ミ・ツ!

絶望!パラメーター調整の旅!


青を買いました

まあ1回で上手く行けばいいんですけどTPUって硬いんすね~叩いてみると沈みもしない.

インフィル(中の形)を変えて見たりする.下の左は波線の形

色々な形を作っては押してみるんですがしっくりこないんですよね~

新たな素材との出会い

TPUは諦めて他の素材を検討することにしました.

結果TPEという素材にしました.amazon

そしてできたのがこれ

暗い部屋で撮ってますね

なんかいい感じなんですけど半分焼きあがったホットケーキみたいにぷつぷつしてるんですよね.

ぷつぷつ

これだと脆いんですぐ壊れてしまう!

ということでまたパラメーターを調整するのであった…

結局どーなったの!?

こーなった

右がパラメーター調整後

色々調整するとこんな綺麗になるんですね.

あとパッド以外のところをTPEで作るは無駄だし,時間もかかるので板部分+パッド16個とかにしました.これで同じ素材だけど色違いのとかを組み合わせてオリジナルMPCとかできたらいいですね.(”高いフィラメントが必要だけどね!!”)

そんでできたものがこちら

裏(板部はABSです)


つけた様子.痛くなくなりました

終わりに(宣伝もあるよ)

私にとってプリンターはロボットの部品を作るものでしたが,こういう日常をちょっと便利にするものを作れて嬉しかったです.

販売もしてます.純正ファットパッドが13000円ということを考えると格安だと思います.

買って(人>ω•*)

あとsoundcloudでビートを作ってます.

聞いて(人>ω•*)


ここまで読んでくれる人に幸せな日々が訪れますように…

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